ワイの闇の時代を支えたBaseBallBear曲 8選
鬱病時代に支えとなったものが幾つかあります。
化物語もその一つですが、音楽としてはBaseBallBearが挙げられます。
BaseBallBearにはまったのは大学2年生の頃ですね。
その前からも知ってましたが、詳しくは知りませんでした。
深くハマっていくことになったきっかけとしては、バンドサークルに入って実際に曲を演奏した時ですね。
演奏した曲は、「17歳」「shorhair」「ドラマチック」「StairawayGeneration」の4曲でした。
曲を聴くためTSUTAYAでアルバムごと借りていろんな曲を聞いていたんですけど、それが自分にぶっ刺さりました。
ボーカルの小出祐介さんも、かなり暗黒の時代を過ごされたようで、それが全自分に共感を呼んだわけですね。
今回は支えになった曲をまとめ形式でお送りしたいと思います。
辛い時代を過ごしてて、なにか支えを探してる人の力になれば。
ベースボールベアーについて
ロックバンドグループです。
一番有名なのは、おおきく振りかぶってのドラマチックでしょうか。
(また若いな・・・。)
AでもなくCでもなく、Bなグループにいた人たちのためのバンドです。スクールカーストで言う、上の人たちではない。でもCでもない。そんな外れてしまった感じ。
闇時代を支えた曲選
神々LOOKS YOU
シングル・アルバムにも収録されている、映画「鴨川ホルモー」の主題歌です。
この映画自体も、パッとしない感じの大学生の青春物語ですね。山田孝之・栗山千明が出演しています。
人間であることを肯定してこう、というような曲です。どうやら自分は凡人で、愚かで、なんでもうまく行くわけじゃないけど、生きていくしかないのかなぁ、という肯定的な諦めというか。
でも気になるのは、このアルバムの「(WHAT IS THE)LOVE & POP? 」時点では、まだまだ生に対して答えを出しきれてなかった時期だと思うんですね。その迷いをアルバムでは歌っている気がします。あくまで推測ですが。
ヘヴンズドアー・ガールズ
アルバム「17歳」からの曲です。
僕がガールかどうかは怪しいですが。
ヘヴンズドアーはいつでも 君のために少し開いてる
扉を開こうと笑ってた 君が泣いたの知ってる
一番直接的な自殺の歌ですね。
死にたいと思う過程は人それぞれですが、上の一節はグッときます。
サビのドラムが良くて、ヘブンズドアーを叩いてる部分がありますが、それを含めて好きです。
Boys May Cry
シングル「神々LOOKS YOU」のカップリング曲です。題名はデビルメイクライから来てると思います。
とにかくうだつが上がらなくて、闇の中にいる時の曲ですね。
涙が出ちゃう、男の子だもんという感じ。拗らせ男子が思うことを代弁してくれています。
- 何を間違ったろう 指折る場面はいくつでも
- 現実はこの壁の前でうだるばかり
- 自分年表の上 書くべきことはまだあるから
- 小説の主人公だったら うまくいくのに
- 全米が泣くような恋をしてみたいのに
一方で、小出さんが励ましてくれます。
俺にもそういう時期があったからわかるよ。辛いよな。でも頑張ろうぜ。という曲ですね。
一人カラオケで毎回歌ってた気がします。
個人的には出だしの「大学ノートブックス」の言い方が凄い好きです。
魔王
アルバム「29歳」からの曲です。
サカナクションの山口一郎を意識して書かれたと言われています。
自分のやっていること、あるいは進みたい先に、その上位互換が残念ながらすでに存在してしまう現実ですが、それを前にした歌ですね。
サカナクションはセンスがえぐいですからね…。
自分も、自分には出来なかったことを成し遂げた人がたくさんいる中で、自分の価値って何なんだろう、存在価値って何だろうか、代替物があるんだから必要ないのでは?と思ってた時期があります。もちろん今でもたまに。
終わらない夜の中で
出られない闇に包まれ
変われない僕を連れて
ジレンマや葛藤を抱きながら、その中で出来ることってなんなんでしょうね。
それでも自分でいること、変わること。ふぅむ、って感じですね。僕はまだそれの答えを持ちません。
The End
魔王と同じく、アルバム「29歳」からの曲です。
終わりは そう終わりじゃない
ラストシーンはスタートラインでしかない
「昔々の話」じゃない
僕の人生は つづく つづく
人生は続いていくという曲です。
例えば、何かプロジェクトが終わった時、卒業式を迎えた時、めちゃくちゃ頑張った後の打ち上げ。
そういう一種の狂騒?や祭りが終わった後の曲。
終わりなんてものはなく、区切りでしかない。
悲劇でも喜劇でも、本当の死が来るまでは、何が終わっても人生は続いていくと、そういう曲です。
僕が大学を休学し、実家で療養している自分の境遇に重なりました。
ダビングデイズ
アルバム「深呼吸」からの楽曲です。
今日がまた昨日の焼き増し
明日からは明日こそはと誓えども
繰り返しで変わらない日々を嘆きます。
明日こそは!!って思ってもその誓いはむなしく、全く変わんないですよね。
ほんとどうしたら良いのやら。
僕の誓いは何度灰になったかわかりません。
幾千もの誓いを立てたり、覚醒をしようとしましたが、現実にうだるばかりですね。そういう意志力の問題ではないんじゃないか、ということは最近分かってきたんですが。
その方法がわかればもっと全員が生き生きと暮らせる社会になるのに…。まぁまず自分がそうなれるように頑張ります。
kodoku no synthesizer
アルバム「深呼吸」からの楽曲です。
孤独のシンセがなる 耳を塞いでも聞こえる
そして悲しいハートが鳴る あくまで冷静に沈む
本当に一人の時に、孤独を抱えてる時に、湧き上がる感情や思考をシンセサイザーになぞらえています。激しい曲ですが、とても悲しい曲です。
シンセサイザーみたいな音が出れば良いんですが、そんなもんじゃないんですけどね。
でもそういう感傷って、ある意味気持ち良いんですよね。心地よい痛みっていうか、凄い酔えるんですよ。
明日は明日の雨が降る
アルバム「(WHAT IS THE)LOVE & POP? 」シークレットトラックです。
「ラブ&ポップ」も好きなんですけど、支えではありませんでした。
この曲を一番聴き倒しましたね。一番支えになった曲です。
そもそも一般的には、「明日は明日の風が吹く」と言われます。今日とはまた違う風吹く。今日は向かい風とかだったけど、明日は追い風とか吹くよ、気にすんなドンマイドンマイ!みたいな前向きになるときに使う言葉ですね。
しかしこの曲は後ろ向きです。
ずっと雨が降っていて、心が晴れません。
満たされない毎日。なにかが欠けてる状況。
僕は本当にそんな感じでしたね。生きることに前向きになれない。
自分の人生を肯定できない。雨が降る前提で生きてる。
「あの壁の向こうで笑ってる自分を思う」という節があります。
今がその自分のはずなんですが、どうなんでしょうかね。
まだまだ完治とは言えず、ベストパフォーマンスとは程遠いです。もっともっと健康に投資ですね。
何より、この曲を一緒に演奏してくれるメンバーがいるのは、とっても良いなって思いました。小出さんが孤独とか闇に完全に飲み込まれなくていられるのは、音楽と出会い、それを表現できる仲間たちがいるかなんでしょうね。嫌なこととか辛いこととかあっても、乗り越えられたんじゃないのかな、と思いました。
まとめ
ベースボールベアーはB’zと並んで人生でめちゃくちゃ聴いてるアーティストです。
サウンドもそうですが、やはり何が言われているかで曲を聴いてますね。当たり前ですが。
音楽は偉大。
あと自分の好きなものを語るって良いですね。
2件のコメント
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