【バチェラー3】君主と傾国の美女と【感想】
シーズン史上かつてないほどの波紋を呼んでおりますが、それらもひっくるめてめちゃくちゃ面白かったです。
最後は胸糞回で、世間の評価はただただダダ下がりなんですし。
いや、だからこそ、面白いんですよ。
リアルで。
感情をブチ動かされて。胸糞とか批判があるのもブチ動かされてるだけですからね。
とても良いコンテンツ。
ヤラセだろうがなんだろうが。文春砲も食らってましたしね。
最後の岩城さんの「人間してるなぁ」っていうのは本当にいい〆の言葉です。
教養としてのバチェラーですね。
ちゃんとドキュメンタリーとしてすべてをさらけ出しているバチェラーは、たとえ苦肉の策であっても、コンテンツとして面白いです。
今の時代には良い手です。
僕はこのシーズンを見て、傾国という言葉を思い出しました。
男が、他のすべてを台無しにしても盲目的に愛を捧げる。
世間から顰蹙を買っても、SNSで大炎上しても、家族から反対されても、。国を傾けても、何をしても。
まぁそれくらい美貌かどうかは置いておいておきましょう。
女は、どういう気持ちなんだろう。承認欲求?なんですかね…?
このカップルは多分世界中のほとんど全ての女子を敵に回していますが、それでも生きていけるんですよね。
なお炎上中ですし。
あ、ネタバレ注意ですよ。
バチェラーは有能?無能?
今回のバチェラーも例にもれなく有能だと思いました。
確かに、ただただわがままで、幼稚でコンプレックスを抱えていて、それに周りが振り回されているだけなんじゃないかっていう意見も滅茶苦茶わかるんですが。周りを巻き込むのも能力ですからね。
言語化能力がとにかく高いですね。
自分の考えていることはこうで、こういう気持ちを感じている、だからこうする。
っていうところまでが出来る。
ストーリーを語って、周りを巻き込める。
ローズセレモニーでなぜ駄目だったか?を一応言葉にはしています。論理的かどうかは知りませんが。
そういう僕は騙されやすいんでしょうか…。まぁいいや!
ちなみに友永さんの言葉で作った、#友永構文というのがあるらしいです。メタ的にまとめられると、おもしろいですね。久保さんや小柳津さん語録もあります。ネタにされますよね、もちろん。
そして、参加者はみなさんおっしゃってましたが、とにかく全てが
「早いな」
っていうことです。
何を進めるのもスピーディ。思い立ったが吉日、すぐ行動ですね。
感情に正直で、その時の軸でまっすぐ進む。猪突猛進。
今回の件も、すぐです。
有能ってスピードと行動が早いんですよ。そして「実現させる力」が半端ないんですよねぇ。行動量と思考量と周りを巻き込む力がすごいんです。
そして友永さんは猪突猛進で曲げない。負けず嫌い。
やってること自体は、マジでどうかしてるんですけど、でもそこが友永さんというバチェラーなんですよね。
だからこそ、少なくとも手の届く周りくらいは納得させることはできているんじゃないでしょうか。納得はしていないか、知らんけど。
今もなお鎮火は出来ていないですけど、なお、生きています。
でもこういう主人公って漫画とかドラマでいっぱいいますよね。
自分勝手でわがままで、フィクションだとカッコ良くて憧れるはずなんですが…。
勝利とか結果を出しているからでしょうか?
ドラマチックなシーン
今回もいくつか個人的にお気に入りのシーンがありました。
まず、田尻さんの子供にドローンをあげる。
これはつかみとしてもすごいと思います。そこでしっかりと距離を詰めて引き出す?ことが出来ていたかわかりませんが、やりたいこととかに正直だなぁと思います。
野原遥さんとドライブインシアター。
まだシーズン中なのに振り返っているとか、ちょっと?ですが、過酷な環境で辛かったんでしょうかね。
グアムでのスカイダイビング。
これもバチェラーの即行動と実現力が現れていた良い場面でした。
友永さんが
「機会を作ってもらいました」
と言っていたんですが、この時の顔がしれっとしてましたね。
当然のごとくっていうか。多分これ、企画としてなかったんじゃないんですかね。カメラも、個人カメラっぽかったし…。そういう演出?ですかね?女子の部屋に行くっていうのも初めてでしたし…。
まぁ演出とかは置いておいて、必要だから作る、っていうのは見習いたいです。
あー、俺もスカイダイビングして価値観変えたい。
で最後一番の目玉、今回の傾国である岩間恵さんがプールに飛び込むシーン。
見たときは何回も見直しました。
まさしくこのシーズンを象徴していると思います。
説明すると、まず友永さんが、バチェラースーツのままプールに飛び込みました。
「おいでや」
そう岩間さんを呼びかけます。
彼女も、貸しウェディングドレスを来ており、戸惑いを隠せませんが
「気にせんでええって」
となお強引に呼び、岩間さんもその衣装のまま追いかけるように飛び込みます。
ドラマでしか見たことのないようなシーンですが、まさしく彼らを表した状況だと思います。
スーツやドレスは今持っているものすべてです。人間関係や立場、特にバチェラーで築き上げてきたこと全てでしょう。
それらを台無しにしても、全てを投げ出して友永さんが切り開き、そこについていく岩間恵さん。
もしかしたらそこに、真実の愛があるのかもしれない。
そう考えると、なんか、今の彼らがドラマチックに思えてきます。
この時のエピソードの時は普通に「おおお」と感動していました。
なーんて!!
あ!!!申し遅れました!!
私、頭お花畑・ピュアオーガニック・やすしです!
小説だったら、ここで終わっていいんですけどねぇ…。
リアルだったら自己満足の勝手な自己陶酔に浸ってるだけでしたね。
でもまぁちゃんと公式の場に出てきて、包み隠さず報告して、反論を受けるというのは、誠実?というんでしょうか、偉い?というか、責任を果たせている??果たしているのか??最低限はできている、のか???最低限って何????倫理???道徳??
なんか、うん、良いんじゃないでしょうか。結局は他人の人生ですしね。
まとめ
とにかくわがままですね、友永さんは。
それがちゃんとした方向に繋がっていれば、英雄で終わるんですが、それがどうかしちゃったときにどれだけの影響や被害が生まれるかということですね。
まさしく傾国という言葉が当てはまると思います。
だからこそ、支離滅裂で、軸がブレブレで、何してるかわからない実は無能なんじゃないかっていう見方もあります。どっちなんでしょうか、どうでもいいですね。
実は書く予定なんてなかったんですが、最後のエピソードを見て、やっぱり書いちゃいました。思い立ったが吉日、即行動。大事!
正直、ブログ書くかめちゃくちゃ悩みました。ほかにも、岩間さんとの食事シーンで全く価値観がかみ合わない場面とか岩間さんが設定を忘れバチェラーを振るシーンなどホラーの場面とかいっぱいありました。
最後の水田さんの選択とか、ええもん見させてもらったなぁって思ってました。正直、ネットだとめちゃくちゃ叩かれてるし、いろんな記事見て、「あ、友永さん、あかんひとなんやな」って。俺ってめっちゃピュアにバチェラー見てたんやなって。そう思いました。
でもそれで終わってたら、俺ブログ書かれへん。
ほんま水田さんと野原さんには幸せになってほしい。そこに関して、何の嘘もないです。
でも、その後のエピソードも含めて、面白かったなって。
やっぱりええもん見させてもらいましたなって。
ほんとにバチェラーには感謝しかないです。
友永構文でおわります。
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