うつ病経験者がうつマッピングの良いところを考える

投稿者: yasushi_cohi 投稿日:

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メンタルハッカーのほっしーさんのクラウドファンディングを支援させて頂きました。

 

 


ほっしーさんは僕なんかよりもずっと先に、ブログでうつ病関連の発信活動をされている方です。
詳しく知ったのは最近ですね。
なんと1300記事も書いているとか・・・。本当にすごいですね。

サイトはこちら → ほっしーのメンタルハック

 

本は未読ですが(すいません。今度買って読みます。)うつ病マッピング自体は以前から知っていました。
そのアプリを作るということで、支援させていただきました。

 

今更かつ誠に勝手ながら、うつ病マッピングの良いところを考えてみたので聞いてください。
(本書未読のため、被っていたらすいません。)

 

うつマッピングの優れているところ

ストレスを客観視出来るようになること

ストレスを客観視できると何がよいかというと、自分の感情と切り離して考えられるからです。

自分の感情と、思考(どちらも脳の働き)は協働していて、ほぼほぼイコールです。

感情が悲しいと、脳は悲しいことを連想・思考します。

すると、どんどん悲しみは膨らんでいって、ますますエネルギーをそこに注ぎ込んじゃうんですね。

 

ネガティブ思考が染みついている方は、そもそもネガティブに考えるようにニューロンが定着し、思考回路を出来上がってしまっているのです。その人のせいではありません。ただの構造・習慣のせいです。

以下、参考記事です。

豆腐メンタルネガティブと思考回路について

 

回路に電気が流れるように、その人にとってネガティブな思考は自然の現象とすら言えます。

なので、ネガティブな人は囚われたまま、なかなか抜け出せないんですね。

ネガティブ思考は、リスクを考えること以外には使い道があまりありません。生産性がなく、建設的ではありません。
なにか行動の意思決定をするわけではありませんし、無駄に終わることが多いですね。
そこに多大なエネルギーを注ぐとなると、ますます現状は悪化していきます。

 

だから、客観視して、自分の感情と切り離して考える必要があるんですね。

 

ジャーナリングやグリーフワークといった、実際に書き出してみることの効果もここにあると思います。

 

逆に、その思考回路を持たない人はポジティブということになります。
ポジティブな人は別のことを考えやすいです、別の回路にそれるので。
そしてどんどん、行動・実行していきます。その積み重ねの差は歴然です。

 

脳は可塑性を持つので、回路を作り変えることが出来ます。

これがうつ病治療のひとつとなります。

 

しかし回路を作り変えるには、残念ながら薬はなく、莫大なエネルギー・努力を使うので達成はかなり困難です。

僕も今全力で頑張っています。

 

ストレスの大きさを知ること

ストレスを客観視できるともう一つ良いことがあります。

それは、「そのストレスがどれくらいの大きいか?」を考えられること、です。

ストレスサーモメーターという手法になります。
今までの人生で感じてきたストレスで、一番大きいものを10とすると、今感じているストレスはどれくらいか?という風に考えることですね。
すると、今までの人生の一番のストレスに比べると、もしかしたらそんなに大したことないかもしれません。

そして往々にして、ストレスはそんなもんなので、対処はイージーになるでしょう。
そしてそもそも、ストレス自体を認知することが重要です。それだけで、その後の指針が変わってきます。

もっと言うと、何がストレスなのか?という言語化も大事です。
それで可視化してあげると、実際に対処ができます。ストレッサーを取り除けるのです。

無意識に感じているストレス、なんとなくの不安が一番よくないです。固定費のように積み重なりますからね。早めの対処が必要です。

 

 

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ストレス対処法がいっぱいあると安心する

これは、コーピングレパートリーという考え方です。

ストレス解消は、現代人にとって必要な習慣です。

しかし、ストレス解消方法が一つに依存してしまうと、安定した人生は送れません。
その解消法がこけたときに、ストレスの悪影響をもろに受けることになりますから。

なのでストレス解消法をたくさん持っておくのです。

そうすればストレスを感じたときに、「あ、ストレス解消したい。じゃああれやるか!!」というように考えられます。

 

すると、少しのストレスにも恐れずに行動できたりしますよね。

レパートリーをいっぱい持っていると、安心するのです。

 

ストレス解消法を効果と難易度で考えられる

 

「効果」「難易度」という考え方が非常に大事です。

まずは「難易度」について。

うつ病のひとは往々にして、エネルギーがありません。ほっしーさんのツイートを借りるとこうです。

うつ病の人もとい疲れやすい人のエネルギーは、使い古したバッテリーのように、全然充電されないし、消耗も速いんですね。

ですので生存戦略としては、難易度を低い(使うエネルギーを少ない)ストレス解消法を出来るだけ多く持ちたいのです。

難易度が低いと疲れていても取り組みやすいので、ストレスをこまめに解消することができます。

 

「効果」は、前項でみたストレスの重さによって使うのです。

多大なストレスを受けたときは、効果が絶大なものを切り札のカードのように使えるわけです。

そう考えると、ゲームみたいで楽しいですよね。

 

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まとめ

うつマッピングは、うつ病の人に限らず、ストレスの対応方法としてとても優れていると思います。

ストレスに悩まされやすい現代人のツールとして有効でしょう。

 

アプリが作られて、ストレスに対処しやすい社会になっていって欲しいですね。

 

この記事の参考文献は下記です。

 

記事中の「ストレスサーモメーター」「コーピングレパートリー」など、ほとんどの考え方は、この書籍から来ています。よろしければどうぞ。

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