【基本情報技術者試験】本気でFEを2週間で取得する方法
基本情報技術者試験を2週間で突破する方法は巷で溢れていますが、
案外いけるんじゃないかと思います。
というのが受験後の感想です。(僕は3か月くらいかけました。)
国家試験としての突破率は30%弱と低いが、それほど絶望的でないと思います。
ここで書いている戦略の目的は、対策にかける思考の時間を限りなく少なくする、ということです。
ToDoはこちらで用意しました。
考えてみたので、だれか検証してください。
ほんとにいけると思う。
受験料がどぶに捨ててしまうかもしれない、圧倒的にリスキーで危険な賭けだが、それを取る以上のリターンは全然あると思う。
ちなみに、省エネでの試験突破を一番の優先としているので、知識の定着やIT人材としての成長、なんかは全く考えていません。
応用情報はこちら
突破するんじゃあ
対象読者
・一応想定は大学生くらい、経験・未経験は問いません。でもエンジニアを考えている人
(ビジネスに関するニュースなどを少なくとも知っている。)
・もう試験前で時間が無い人。
・省エネで効率的に短期間で受かる方法を探している人、あるいは有能な人が自分の能力試しの機会として捉えてもらいたい。
条件
有能であること。2週間で取ろうとするくらいの人なんだから、せめて自分は優秀だと、有能であるとか自信は持っていてほしい。
頭の回転がよろしい、理系脳、文系でも論理的思考ができる。など。
記憶力もあるとなお良し。
国語、数学が出来ること。大学生だと、最低限WEBテストくらいは突破できること。
なお英語ができると、ちょっとだけ午前で楽&得。大体のアルファベットの略称や英語の名称などは、そのままの意味きていることが多いから。
つーか実際あっちでそのまま言われてることがカタカナとして日本に輸入されてるだけだから。
たとえばフールプルーフ、フェールセーフという用語や、LRUといった英語頭文字の略語など。
時間
1日に最低3時間は勉強時間を取り、かつ、それを2週間続けられること。
せめて40hくらいはやってほしいかなぁ…。
どんなに有能でも。まぁそういう人は集中力とか半端ないから全然苦じゃないと思う。
(言い換えれば、一日8時間以上集中が続いて、それを1週間続けてタスクをこなすでもよい。)
知識のすり合わせ
試験は午前・午後に分かれる。
どちらも60%以上取れればクリア。
午前は80問出題され、1問あたり1.25点、48問正解でクリア。
午後は選択解答で60点とればクリア、後述する。
突破するための最低限の達成リストを作ってみた。こちらを参考にしてほしい。
必要なもの
・(午前用の)解説テキスト:流し読みと確認用
・過去問:3期分(最低)
・午後の重点問題集
・表計算のテキスト
概要
午後にどれだけ割けるかがカギ。
アルゴリズムと表計算は毎日練習します。
午前は、解説テキストをサッと読んだら、あとはずっと過去問演習をしましょう。
過去問はアプリやネットでいくらでも転がっているので、やりましょう。
電車での移動や、隙間時間にやるのがベストです。
よくある誤解が、過去問演習を一気にやってしまうこと。それは本番リハーサルだけで良いです。
普段の勉強は違います。分けていいんです。むしろ細分化しているほうが調整が効くので優秀です。
大問ごとにじゃなくても、一問単位で分割できます。その代わりみっちり一問に対して解説を読んだりする方が大事です。それに気づくのが遅すぎた…。
そして午後は、毎期でている情報セキュリティとデータベースの問題は重点的にします。他は適当に。
それで2週間が埋まると思います。
以下解説
まず午前について
午前は過去問やってたら受かります。これはどのサイトでも言われている共通ですね。
一度わかりやすいテキストを流し読みした後、とにかく量をこなしましょう。僕は600問くらい回しました。
同じ問題が出ることはあります。3問くらいは問題文と解答が全く同じだった記憶があります。
実際、高得点を取りすぎるオーバーキルになりやすい。
配点でいうと60点、問題数でいうと、80問中48問正解で良い。
もっと言ってしまうと、37問正解できる知識があればいい。
なぜなら、選択問題なので確率でボーダーを突破できるから。
さらに、完全な4択はむしろ少なく、二択とかに絞れるだけでもいいので、もっとハードルは低い。
知識に関しては、完全な理解を求めない。選択肢の運ゲーをより確率の高いものにするものとする。
が以下の分野は、得点源なので、深い理解あるいは記憶を求める。
・データベース 5問
・情報セキュリティ 10問
(これら二つは、午後で得点源になるので重点勉強分野とする)
・ストラテジーとマネジメント合わせて 30問
で、合計45問。
(広いが理解しやすい、文系内容、なんとなくわかるのでパッと流し見だけでも得点しやすく省エネ)
ビジネスに関係している分野であり、関係してくる分野でもあるので損はないです。
これらは勉強してたら取れるので、35問正解とする。(正答率77%)
残り35問だが、実は過去問と全く同じ問題がよく出る、その割合が体感だが、全体で20問くらい、つまり25%。上の問題と同じ割合で含まれると考えると、
35×1/4=8.75
9問あり、6問正解できるとする。(正答率66%)
そして残り26問、4択なので確率は1/4とすると、6.5問正解できる。
よって35+6+6.5=47.5問。
つまり、運が良ければ合格できる。
取らぬ狸の皮算用ではあるが、本当に午前はこうなのだ。
ちゃんと対策を施した大体の人がオーバーキルになってしまうのだ。省エネという観点からすると、非常に無駄である(いや、全然そっちの方がいいんだけどね、もちろんね。)
また上述したが、1/4の運ゲーをもっと確率を高められれば、合格はさらにしやすくなるだろう。
完全な理解より、うる覚えだが、1/2くらいの運ゲーをどれだけ多く作れるかが鍵である。一回の流し読みと過去問三回演習くらいで40問正解ぐらいの正答率にはなると思う。
午後
選択問題だが選ぶべきものを上げておく。
必須
情報セキュリティ(12点)
アルゴリズム(20点)
表計算(20点)
(52点)
任意
データベース(12点)
ストラテジー(12点)
マネジメント(12点)
ソフトウェア設計(12点)
(48点)
ここで注目していただきたいのは、ストラテジーとマネジメントだ。
これは、内容はITに関するビジネスについての問題であるが、その実、算数と国語の問題なのだ。つまり、ウェブテストができる脳があれば、対策はいらない。必要なのは持っておくと便利な知識だけである。たまに変り種がでるがそれらはもう一問ほどパッとやれば対策できてしまうので、あまり意味はない。
なので16/24は対策しなくとも取れてしまう。
取れないのは知識がない、あるいは能力が足りてないだけである。
アルゴリズムと表計算は、残念ながら練習が必要である。
この二分野は、この戦略における鬼門と呼べるだろう。
ここが一番荒れる分野である。論理的思考能力が高かったり、数字に強い人は得点源になる。
が、しかし、この二分野は練習によっても十分得点源になる。
ちゃんと身につけば、30/40は狙えるだろう。頭が良ければ満点もゆうに狙える。
なので、この鍛錬に時間を割くことになる。2週間毎日やることをリストに入れている。
次に情報セキュリティとデータベース
これらを得点源にする理由は、毎年出ている、かつ、対策が可能なこと。
情報セキュリティに関しては、三つのテーマを勉強すればそれで終わりだし、データベースに関してはSQLが主に聞かれ、得点源になる。SQLなんかは実際ソフトウェア作ってたら関りは生まれうるところですし、知っててもマジで損はない。むしろ使えないとエンジニアとしてどうなの?って疑ってしまう。Gitと同じくらい。
トランザクション処理は午前にも出てくるのでそこで固めておくと、安心。
この2つで、16/24点。
そして、これだけで
16+16+30=62点
なので、理論上合格である。
それぐらい、午後問題は演習とその人の能力により解答の精度をぐんとあげられる。
そもそも午後で落ちてる人が多いのは、午前に時間を割きすぎている感はある。
僕も午前に時間を割きすぎた。
あと一問はネットワーク以外を選択して、たまにでる日本語と算数の問題であることを祈ろう。
捨てているのは
基礎数学、ソフトウェア、ハードウェア、ネットワーク、これらを捨てる。
やれればいいが、ほとんど午後が全てなので、まぁ捨てる。
大事なんですけどね!!!!
以上がまぁ、できたらいいなぁ、みたいな。
戦略まとめ
・午前の過去問はさっさとやる。とにかく量をこなす。問題の細分化と空き時間が大事。ネットやアプリを使いましょう。
・午後の過去問も、とにかく練習。アルゴリズム・表計算は練習次第で解ける。セキュリティとデータベースもほぼほぼ出るとこ決まっているし、この二つは(SQLなんか特に)後にも役に立つ。あとは国語と算数の問題。
最後に・・・。取る価値はあるのか?
この記事では、如何に受かるか、を考えたのものです。
そして、早い段階試験を点取りゲームとして捉えて突破すると、省エネです。
正直、いろんな方を見てきました。
受かってる人の中で、2週間、3日、ましてや一夜漬けで突破した方もいました。
僕はどちらかというと、「試験にも受かりたいけど、でもやっぱり教養として持っておきたい」派でした。
なので、「みっちり時間をかけて、午前を完璧にしてから午後やろう!」という考えでしたし、そのように勉強を進めえていきました。
でも、試験を突破するという点取りゲームで考えると、そのやり方はあまりうまくありません。
特に直前になると、受かりたい欲が出るので、そんなこと言ってられないんですよね。あるいは会社から取れと言われており、そんな余裕がないかもしれません。
この記事はそんな人のために、少しでも参考になればと思って書きました。
一方で、基本情報といった資格試験は、教養としてすごい便利です。
業界に必要な知識が体系的に網羅されているからです。それらを血肉にすることで、世界観は変わると思います。
ITという世界の捉え方に深みが出るはずです。実際いろいろ業務をやっていても、こういった体系的な知識のもとにしたIT観があるので、理解が早くなったり、深みが出ています。
現にネットワークに関しては、実現するのによく考えられてるなと感心しています。
何気なく使っているのものですが、そこには先人たちの偉大な知恵が詰まっています。
まぁ、ネット繋がらなかったら発狂するんですけどね。
残念ながら「実務としてすぐに役にたつか」と言われると、決して「そう」とは言えない。
(高度試験はわかりません。)
取らなくても、エンジニアとして成功できるし、コーディングがバリバリできれば高収入もすぐだろう。
資格が無いからといってフリーランスになれなかったり良い企業に入れないわけじゃないし。
あくまで教養として定着したかどうかを図る試験として使うべきです。
教養があると、視座が高くなります。
視野が広がる。
深いところで知識はつながってくる。
高度なものにならないと実社会として役に立たないものとして扱われているのが教養です。
連立方程式ができても、数学なんて実社会で役に立たないよ、って言ってるようなもんです。(AIは統計学や微積分、行列が使われているんですけどね。)
また、就活に役に立つかと言われても、「そんなに・・・」と答えます。
それよりも「なにかプログラムを自作しました!」のほうがよっぽど人材として価値があります。
まぁ、でもそういう有能な人は基本情報くらい楽々突破するんですけどね。
ということで、とりあえず締めたいと思います。
改善点等あれば、バシバシ指摘ください。
たたき台としてより良いものを作っていきたいですね。
2件のコメント
カスタマイズ · 2019年12月27日 8:44 PM
夏休みの宿題みたいだ。
本当は最低でも申し込んだ直後からやるべきだろうね。
しかし、一ヶ月で基本情報合格とかの記事
がネットあふれているが、
ものすごい短期の勉強でとらないといけない宗教でもあるのかね。
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