【応用情報技術者試験】APの午後過去問傾向分析と戦略
2018年4月の応用情報に合格した時に使った自分用の資料です。
こういうこと考えて対策して試験を受けてました、っていうものです。
試験当日の最終確認のために作ったものです。
受験される方の参考となれば。
基本情報はこちら
使った教材
応用情報技術者試験 2017本試験問題
午後問題の重点対策 2018
基本はこの二つです。
ひたすら過去問を回しました。午前も午後も。
午前はそこら辺にあるサイトで回しました。基本情報である程度理解があれば、わりと容易いと思います。午前に関しては、全く一緒の問題とか出るので、量を回せば確実に点数は上がります。
戦略とか気を付けること
とにかく、問題文に解答根拠があるので、それに従う。
問題文は全部使う。「無駄なことなど、何一つなかったとぉ~」
〔見出し〕をちゃんと意識して問題文を読む。どこにどの情報があるかを意識。
傍線部は、それを含む文章すべて&前後を読む
前後の文脈で解答を絞れるとかあるからね。文中の語句でも十分絞れるので、運ゲーになる。
解答の際に、どこの情報を使ったのか、を意識。そのための50問でした。
問題を読む is GOD.
最初の5分で、全体のテーマを見通して選択問題を選ぶ、とりあえずの。
語句問題だけをみて、答えられるかどうかを検討して決める。
計算問題(何かが不要になるから減算忘れない)・単位(%かどうか)・小数点・すべて答えよ、とか気を付けること。
選択問題
セキュリティ、組み込み開発を必須選択とする。
組み込み開発は案外ねらい目でした。自分にとっては非常に解きやすかったです。
本番は1問間違いっていうくらいだったと思います。
場合分け
・ストラテジ:BCPやったら捨てる。財務知識自信ニキ・マーケティングは経験がある
・PM:EVM・リスクマネジメント・アローダイアグラムなら選択
・ITサービス:結構選択してもいいかも・・・。
・監査:監査要点手続き・具体的な業務の監査なら捨て
上三つの選択。
情報システム開発は最後の手段
見方
・□大問名称
過去問に出た見出し
・内容分析
よく聞かれること
・語句
この大問を解くのに、覚えていた方が良い語句。午前の対策にもなると思います。語句が説明できるくらいの理解度があると、試験を突破できる実力はあると思います。あとは練習です。
これらで1セットです。
これらはWordに移すと、それぞれA4で1枚の分量になるので、持ち運びにちょうど良かったです。
□(問1必須)セキュリティ
H21S:ファイアウォールの設定(問題文と根拠を一致させる・絵にかく)
H21A:ICカード・公開基盤を用いた社員認証システム
H25A:Webサイトのセキュリティ強化策
H26A:Webアプリケーションプログラムのセキュリティ
H27S:電子メールのセキュリティ
H27A:ソーシャルネットワークサービスのセキュリティ
H28S:Webサイトを用いた書籍販売システムのセキュリティ
H28A:生体認証システムの導入
H29S:マルウェア対策
内容分析
サーバ構成での(ネットワーク・LAN内とインターネット)ファイアウォール・DMZの使い方
必要語句
デジタル認証・秘密鍵・公開鍵・AES(共通鍵)・RSA(公開鍵)・公開鍵証明書
メッセージダイジェスト・ハッシュ値・改ざん
PKI・CA(認証局)・プライベート認証局
WAF
踏み台攻撃・総当たり(ブルートフォース)・水飲み場攻撃・ゼロデイ攻撃
TLS(HTTP over TLS)・IPsec
IPS・IDS・NTP
ブラックリストとホワイトリスト
改ざん・偽造・正当性
FQDN(Fully Qualified Domain Name)
動的パケットフィルタリング機能:自動的に通過を許可する
S/MIME・OP25B(port25 Blocking メール送信のブロック)
RADIUS:ダイヤルアップ接続への認証機能を持つ
SPF(Sender Policy Flamework):送信元IPアドレスと一致するかDNSサに問合
StatefullInspection
IPスプーフィング:なりすまし
ポートスキャンの対策
□(問2)ストラテジ
H21S:マーケティング戦略(ボロボロ)
H22S:企業の経営分析
H23S:業務のアウトソーシング:経営分析
H23A:家電量販店の営業戦略策定
H24S:顧客管理システムの更改
H25S:経営戦略
H26A:企業の財務体質
H27S:ブランド戦略
H28S:事業存続計画―BCP
H28A:コンビニエンスストアのマーケティング戦略
H29S:経営分析とバランススコアカード
内容分析
経営戦略と財務分析・マーケティングに大雑把に分かれる。
マーケティングはもしかしたら微妙かも。
「企業方針と沿わない」が結構ある。
語句
ジャストインタイム:カンバン方式=棚卸資産・中間在庫を減ら
ファイブフォース分析:新参の脅威・代替品の脅威・交渉力of顧客と供給者・競合他社
3C分析:Customer Competitor Company
レイバースケジューリング(Labor Scaduling):従業員を効率的に働かせるための配置計画
価格弾力性:価格が少々上がっても需要が落ちない→価格弾力性が低い=弾まない
ライフタイムバリュー:顧客生涯価値、平均的な顧客が生涯を通じて支払う合計金額
市場浸透戦略(アンゾフ):既存顧客の売り上げ増大や新規獲得で市場シェアを増やす
=ペネトレーション戦略
BSCの4つの視点=財務・顧客・業務プロセス・学習と成長
KPI・KGI(Goal)・CSF(Chief Success Factor)
経営資源=ヒトモノカネ
行動的変数(購買)・人口統計的変数(所得)・心理的変数(スタイル)・地理的変数()
RFM分析:Recency(最新購入日) Frequency(購買頻度) Monetary(累計購買金額)
財務の語句
損益計算書:発生主義
〇〇回転率(売上高÷〇〇)
固定長期適合率(固定資産÷自己資本と固定負債=設備とかを長期負債などの安定財源で賄う 小さいほうがいい)
流動比率(流動資産÷流動比率)=短期の負債に対する支払い能力:一年以内に返済可
当座比率(当座資産÷流動負債)=短期の負債に対する即時支払い能力:すぐ返済可
固定比率(固定資産÷自己資本)=固定資産のどの程度が自己資本で賄われているか
総資本=自己資本(資本金・株主からのものは?)+他人資本(借入金・負債のところ)
自己資本比率(資本合計÷総資本)
キャッシュフロー(営業・投資・財務活動によるCF)
総資産=貸借対照表の資産=負債・純資産と同じ。資産・総資産・総資本は同額となる
ROA(総資産利益率 Return of Asset)利益÷総資産
ROE(自己資本利益率 Return of Equity)当期純利益÷自己資本
会社が株主のお金を使って、一年間でどれくらいお金を増やしたか
当座資産:すぐ換金可能 現金・預金
フリーキャッシュフロー:営業活動+投資活動
+余剰資金があり、問題ない -なら借り入れなど財務活動で補う必要アリ
CF:期首残高+増減(営業・投資・財務)=期末残高
計算問題は応えるときの単位に注意
【関係ないけど】
PER:株価収益率
PBR:株価÷一株当たりの純資産(純資産÷株数)
□(問9)プロジェクトマネジメント
H22S:EVMとアローダイアグラム
H23A:会計パッケージの調達―選定
H24A:プロジェクト計画
H25A:EVMを用いたプロジェクト管理
H26A:リスクマネジメント
H28S:ガソリンスタンド事業における料金システムの更新
H28A:品質評価=テストKステップ・工数×
H29S:システムの移行レビュー
内容分析
EVM・フィット&ギャップ・リスクマネジメント・アローダイアグラム
計算問題、工数が短くなったときのコストを忘れがち
アローダイアグラムは全体を見落としがち。クリティカルパスはねらい目で落とし穴。
語句
EVM(Earned Value Management)=PV・EV・AC
この三つを使って、コストとスケジュールが評価できる。
SPI(EV/PV)で作業の遅れが、CPI(EV/AC)コストの超過がわかる。
リスク活用(発生を確実にする)・受容(そのまま受け入れる)・強化(利益を大きくする)
プロトタイプ・デモ版・ベータ版
フィット&ギャップ:どこまでが自社開発あるいは外注で済ますか。ベンダにアドオン
開発の依頼をするか。パッケージは自社のものか。
どの会社がなにを開発するのかを明確にする。
派遣・請負・準委任契約:指揮系統に注意。
クラッシング:大量投入
ファストトラッキング:工程の早回し Fast Tracking
ファンクションポイント
QCD:Quality Cost Deliveryの三つの観点 品質の低下・コストの増大・納期の遅延
開発規模の増加
非機能要件:品質面であり性能要件とかデータボリュームとか内部的なもの。
緊急時対応計画なんてのもある。運用保守はシステム改修もやる。
移行したら前のシステムの廃止
□(問10)ITサービス管理
H21S:SLA
H22S:サービスサポート業務のインシデント管理
H22A:バックアップに関する
H26S:サービス継続及び可用性管理
H26A:販売管理システムの問題管理
H27A:サーバ仮想環境における運用管理
H28S:キャパシティ管理
H28A:販売管理サービスの変更(SLA)
H29S:マネジメントプロセスとサービスデスクの運
内容分析
SLAなら選んでもいい。てゆーか選びそう。
語句
直接原因・根本原因(問題)・既知の誤り
エスカレーション:影響度や重要度に応じて適切な職位や職種に任せる。
SLA:品質は向上する。めっちゃ出てくる。自社以外の要因による障害は免責事項。
どの会社のSLAかの意識。
稼働率:BTTF/BTTF+BTTR、な。
IaaS・PaaS・SaaSの順:ハードウェア→OSミドルウェア→アプリケーションと充実
展開作業中のインシデントに備えた切り戻し作業が出来るかどうか。
RFI・RFP・RFC:Request For ~ Information /Proposal / Change
変更管理プロセス・CI(Configuration Item:構成要素)・CMDB(ConfigurationManagementDB:構成管理データベース)・KEDM(Known ErrorDB)
移行リハーサル:本番さながら
インシデント管理(浅いさっさと解決)問題管理(深い根本解決)サービス継続管理(復旧計画)可用性管理・構成管理(構成品目)・変更管理(RFC)・リリース及び展開管理(稼働環境に展開)・キャパシティ管理(性能や資源量を管理)
スケールアウト:数でなんとか / スケールアップ:量より質さ
増分バックアップ・差分バックアップ
インシデントの傾向分析
新しくシステムを展開してもサービスに業務に影響がないか考える
□(問11)システム監査
H21S:DB監査ツールを利用したシステム監査〇
H22A:システムテストの監査〇
H23A:購買業務の監査×
H25S:障害管理のシステム監査△
H26S:プロジェクト管理の監査×
H27S:財務会計システム運用の監査×(監査要点有)
H28S:業務管理システムの監査△(監査要点有)
H28A:ID管理の監査×マジであかんかった(監査要点有)
H29S:新会計システム導入の監査×(監査手続有)
内容分析
年度により異なる。マジの国語の問題もあれば、よくわからない問題もある。
開発当事者以外を含まないといけない。
システム管理者は好き勝手しがちなので、監視が必要
プロジェクト体制の監査・財務会計システムの監査・新会計システムの監査は捨てよう。
購買業務も捨て。問題文をみて、業務にふかぁい感じのやつは捨てる。
監査手続・監査要点が出ちゃってるやつとかも苦手。
必要語句
監査証拠(必要な事実)・監査証跡(時系列の記録)・監査調書(監査の実施記録)
改善勧告をしないといけない。
直接原因と根本原因
□(問7)組み込み開発
H22S:タクシーの料金メーター
H22A:携帯電話への録音機能の追加
H23S:LEDを利用したデジタル時計 これマジでむずかった。
H25S:ワイヤレス充電ステーション
H25A:ネットワークを使用するインターホンの設計
H27S:自動車用衝突被害軽減ブレーキシステム
H28A:腕時計型脈拍計
H29S:スマートウォッチ
問題分析
Hz(ヘルツ)の計算、周波数・クロック。一秒間に何回振動するか。
振動の数がカウントに使われるっていう感じ。
簡単やけど解くには、エンコード・アルゴリズム・ハードウェア・インターフェイス・状態遷移図・セマフォ・排他ロックなど、幅広い総合的な知識を使う必要がある。だから、実は解くためのハードルは高いが、広く浅くのワイにはピッタリ。そんなに機械に対してのアレルギーもないし。
しかし、対策はできないので当日に限る。最低10点くらいは取れてる。
この問題も、解答根拠は問題文にある。関数とかかなり大事。表の中にある語句とか。
計算問題とかやったら、サンクスモニカ。
語句
ウォッチドッグタイマ・LCD(ディスプレイ)
タスク管理によって、機器を制御しているので流れ図は出てくるし、デッドロックも出てくる。
サンプリング周波数
周波数×量子化ビット数×チャネル数(÷8 byteの場合)
まとめ
文系科目は、結構運ゲーの部分が多いと思いました。
どんだけ過去問をやっても、実力がついた・絶対に大丈夫という自信はありませんでした。なので、データベースとか情報開発システムとか取った方がよかったかな、と2週間前くらいにマジに後悔しました。普通に。
なので、すっごい勉強のある人は、そういったテクニカルな技術よりの勉強をすべきだと思います。
1件のコメント
【基本情報技術者試験】本気でFEを2週間で取得する方法 – ひとりで考えるのは疲れた · 2019年2月15日 12:06 AM
[…] 【応用情報技術者試験】APの午後過去問傾向分析と戦略 […]