バチェラー・ジャパン一期の魅力を今更振り返る

投稿者: yasushi_cohi 投稿日:

Pocket
LINEで送る

先日、バチェラージャパン第一期に出演された久保裕丈さんが、

 

蒼川愛さんとの破局を発表しました。
一行目でネタバレですがもちろん以下ネタバレ注意ですよ。
シーズン1を見てドハマりし感動までしてしまった僕は、当然

 

「???」

 

という気持ちでいっぱいでしたが、まぁそういうこともあるよね。
つーかまぁ企画倒れだよね感は否めないのですが、それくらい結婚は難しいんだなということを再確認させてもらいました。

 

「最初っから別れるつもりだったのでは?」って思ったあなたは鋭いと思います。
え、やらせ?台本がある??知らない!!演出でしょ!!
売名行為??みんなモデルとかタレントとか女優の卵????
バチェラーもそんなに金持ちセレブリティじゃない???
そもそも結婚する気がない??だから若いのを選んだ??

 

もうっ!!

そんなこと言ってるからつまんないんだよ!君は!!!

バカになって楽しめよ!!!怒

 

 

とまぁ取り乱してしまいましたが、バチェラージャパンのシーズン2も間もなく始まります。(なんていうタイミングだ。)
ということで、微妙なタイミングですが復習もかねてシーズン1について振り返りたいと思います。
「あいのり」とか「テラスハウス」なんかは興味はなく全く見てなかったネバーエバーエバーな僕が、なぜこの番組をみようと思い、そしてハマって最後まで見てしまうという暴挙に出たのか、説明してみたいと思います。
そのなかで魅力やら感動したところなんやらをお伝え、いや、語らせてもらえればと思います。
Advertisements

まずバチェラージャパンについてざっくりと。

全米で最も愛される人気恋愛リアリティ番組「The Bachelor(原題)」は今日まで世界中の40カ国以上で撮影され、全世界225カ国以上で放送されています。『バチェラー・ジャパン』はこの日本版です。
本シリーズは、一人の独身男性=「バチェラー(Bachelor)」が真の愛を見つけ出すため、彼の心をつかみたいと思っている女性とともにドラマと情熱に溢れた最高にゴージャスな婚活体験を繰り広げる恋愛リアリティ番組です。各話の最後にはバチェラーが選んだ女性にのみバラを渡すローズセレモニーが行われ、バラを受け取らなかった女性は番組を去ります。回を追うごとに女性の人数は減っていき、最終話でバチェラーが運命の相手となる一人の女性を選びます。
(以上アマゾンプライムの説明)

 

アマゾンプライムで配信されている番組で、地上波ではとてもできないような企画です。
まず、一人の独身男性=バチェラーっていうのがスペックがとても高く、
東大卒→ATカーニー→起業→売却
という超有能であり、そりゃあ女は放っておかないよなというのがありますよね。
そんな有能だったらとっくに結婚してるはずなんだから、人間的に問題があるんじゃねぇか?ってのは内緒
そして、25人の女性から言い寄られる、男ならだれもが夢見るハーレム状況。
こんな下品な番組はありません。

 

どこにハマったのか

入り口としてのキャッチーさ、下品さ、怖いもの見たさ

まず、入りとしては、その下品さです。
25人に言い寄られるなんて、なんてハーレムなんだろう、羨ましい。
ワイもこんな人生オクリタカッタナー。
そこでどんな血みどろの抗争が始まるんだろう、ドキドキワクワクでした。
入りとしてはほんとに完璧でした。
広告にやられてしまったことも否めません。
そもそもアマゾンプライムに加入していたのもでかいです。
てゆーかアマゾンプライムおすすめですよ!

 

バチェラーの凄さ、企画の壮絶さ

最初はね、バラエティだと思ってました。ネットでしかできない不謹慎な企画です。
バチェラーもなんや、胡散臭いし、顔はイケメンやけど。
 (バチェラーの久保さん)
そんなバラエティ感覚で見ていたのですが、だんだんと様相を変えていきます。
どんどん振り落とされて、女性の人数が少なくなっていく。
優遇される女性がいたり、デートの数が少なかったり。
自己主張できる人、アピールできる人。
一方で積極的になれない人。
嫉妬したり、怒ったり、泣いたり。
ドキュメンタリーに変わっていきました。
そんななか僕は。

 

あ、これ全然羨ましくないわ。

 

そう思いました。
蓋を開けてみて真剣にやることを考えると、こんなにキツイ企画、プロジェクトはないと思います。
女性陣ももちろん辛いとおもうけど、久保さんも絶対つらいと思います。

 

まず時間が限られていること。

限られた時間の中で情報集めて、決断をしなければならない。
頭の回転もいるし、思考力もそうだし、行動力も必要。
実際のリアルタイムでの会話、ふるいにかけるし、相手を引き出してあげる必要もあるし。魅力に気づく、ダメなとこにも気づく。
自分の価値観との折り合いもつけるし、確認もしないといけない。
相手の見栄も気づかないといけない、嘘も見破る必要がある。
誤解もしてはいけないし、勘違いもしてはいけない。
それを何人もの(20人!!)女性とやらないといけない。
だって真剣に人生の伴侶を決めるんですよ??
相当考えたはずです、いろんなこと。
思考量は膨大に膨らんでいったはずです。

 

次に相当強力なメンタルタフネスが必要です。

 

もしかしたら自分が間違ってるかもしれない。
相手の好意を踏みにじってしまうかもしれない。
それで争いが生まれてしまうかもしれない。嫉妬されたり、嫉妬させてしまったり。
いまでいう、強靭なレジリエンス。
コンサルでもあり、起業家でもあるから身についてはいたのだろうか。
それともあったからそれらになれたのだろうか。
そんな極限状況の中で辛い決断、難しい判断も強いられる。
だから全然この企画の中心になって回すという点では全然うらやましくない。
絶対きついやろこれ。
もし羨ましいとか、楽やな、とか思ってる人がいたら、その人は偉業を成し遂げるかアホかのどちらかだと思います。多分アホ。
といったバチェラーの久保さんの能力について考えながら見ていました。
まぁ女性との会話での久保さんの胡散臭さは最後まで拭えなかったけど。
バラエティでもあり、ドキュメンタリーでもある番組にどんどん惹かれていきました。
この番組を成立させた、という点でも、久保さんの有能さっていうのが際立っていると思います。
並の人間なら、成立させることすら出来ずに終わってしまうでしょう。

 

女性の魅力

ラブストーリーにおいて重要なのは、なんといってもヒロイン(ヒーロー)ですよね。
いちご100%でも東城か西野か論争はありました。(僕は西野派でした。)
バチェラーにもヒーローは久保さん一人ですが、ヒロインは25人います。
まぁ25人もいたらそりゃあ盛り上がるだろうとは思いますが。
アイドル、特にAKBと一緒で、人数さえいたら誰かは推しになるものなんです。
そんな中僕が推していたのは「もりもり」こと森田紗英さんです。
はい、みんな推しますよね。
僕は普通に第一印象からタイプでした。
ウェイトレス(24)とあったけど、普通に売れてないタレントでした。
そういうとこあるよね。
なんだよスカイレディ千歳って。

ウェイトレスだったらよかったのに!!!

 

番組が進んでいく中で、最後まで見られたのは、彼女の存在が大きいです。

というか全てです。

勘違いかもしれないけど、もりもりが一番画面に映ってるのが長いと思う。
これスタッフの陰謀か、あるいは彼女のコメントやシーンがよかったからなのかはわからないけど。
時間を計ってみたら絶対もりもりが一位だとおもう。スタッフに気に入られてそう。
僕の好き度が強すぎて、勘違いだったらごめんなさい。
彼女のいいところは、やはりその天真爛漫さだと思います。
素だし、嫉妬するし、泣くし。
自分勝手で、自己中心的な部分もあるけど、そこがよかったのかなと。もちろん悪い部分でもありました。
人間味あふれていて、魅力的な女性でした。
途中女子から嫌われるとかもありましたが、あそこで謝れるのも素晴らしかったです。
あともりもりは返しが冴えてるよね。結構重要なファクター。紗英だけに。
その人にとって一番刺さるのが、それが一番だけど、ここももりもりの好きなところでした。
そんななかで森田紗英語録というものを作りました
ご覧ください。

森田紗英語録

  • 久保さんはぁ、愛するのと愛されるの、どっちが難しい思う?
  • ありがとう、絶景ばっかり。
  • シャキーン!
  • あんなショートで、あんな外ハネ似合う子います?
  • 久保さんが思ってるより、女の子って打算的だし、ずるいんですよ性格悪いし(?)
  • 久保さーーーーーん!!!大好きーーーーーーー!!
  • あたし、ホントに大好きだよ?
  • いつも見てるから、みてるから、ちゃんと見ててほしい
以上趣味でした。もっと増やすかもしれない。ストーカーかよ。
他にも、魅力的なヒロインはいっぱいいます。
蒼川さんをあおあおと勝手に呼んでましたし、他にもあだ名を一人でつけて楽しんでいました。
こいつは落ちる、この人には落ちてほしくない、といったハラハラドキドキもしました。
個性いっぱいの、いろんな人がいて楽しかったです。
他にもバラを渡す瞬間とか旅行した先とか紹介したいことがいっぱいあるんだけど、労力の都合でカットさせていただきます。
豪華な旅行先とか、体験とか。
「ではバチェラー」からはじまるセレモニーとか。
久保さんの言い訳がましい選んだ理由とか。
バラの花を渡すとか。
渡せなかった時の気まずさとか。
いっぱいありますので、ぜひ本編でご覧ください。

 

感動したシーン

サプライズでピアノを一緒に弾く。

番組中のある日の企画で、女性が久保さんにサプライズをする、というモノがありました。
その中で、もりもりは
 
ピアノを一緒に弾く、というのをやりました。
これを見て、冬のソナタを思い出した。
冬のソナタかよ、って一人ツッコんだ記憶があります。。
それをただの体験で終わるはずだったのに、録音しておいて形あるものにするっていうセンスがすごい。
録音レコーダー付きの、写真入りメッセージカード。
このシーンが一番印象的でした。

美しかった。

曲が、ヨハン・パッヘルベルのカノンって・・・・。
なんてドラマなんだ・・・・!!
めっちゃいい曲やわ、ほんま。
聞いただけでほんとに泣きそうになる。
これ以来、一番好きなクラシックの曲がこれになりました。(あさい)

そしてこれが、伏線になろうとは・・・。

というかサプライズの回は、全体的に全員のプレゼントのクオリティが高かったです。
あんなサプライズしてもらいたいですね。

 

最後にメッセージカードを返される

 
本当に最後の最後の、クライマックスのシーンです。
最後の二人まで残った蒼川愛さんと森田紗英さん。
この中で選ばれたのは、蒼川愛さんでした。
ですが、その時に、久保さんはなんと、先ほどのメッセージカードを返したんです。
パッヘルベルのカノンは、結婚式でもよく使われる曲です。
そんな意味が込められたかは不明ですが、返します。
このシーンはとても素敵というか、意味のある瞬間でした。
後ほどここについても語らしてもらいますが(どんだけ語るねん)、とてもドラマティックでした。
あれ、両方とももりもりやん。
まぁいいか。

 

Advertisements

鑑賞後の余韻

最終的に、蒼川愛さんが選ばれました。
もりもり推しの僕ですが、そこに何も異論を挟むつもりは毛頭ないです。
このあとに「しかし」とか接続詞を使って物申すことは本当にないです。
だって、最後の最後の二人になった時点で、本当にどちらを選んでもよかったと思うからです。どちらが優れているとか、どっちの方がいい女だ、などの優劣を超越している、次元が違う問題だと思います。
あの家庭訪問をみて、そんなこと思えません。
伴侶を選ぶ、パートナーになってもらう、人生を共に生きる。
その判断に、決断に、何も挟む余地なんてありえません。
人と真剣に向き合う。難しいことだと思います。
参加者全員に、ましてや見る人にまで、何かしらの経験や示唆が与えられる、本当にいい企画だったと思います。
そんな場所、環境、企画、優良なコンテンツを作り出したスタッフ、参加者に感謝。
久保さんもあおあおも幸せに。スタートにすぎませんしね。
とくにもりもりには、幸せになってもらいたいです。
なんていうか、改めて、いろんな人に祝福される結ばれ方の方が、全然いいなって思いました。
企画の性質上、競争にはなってしまうし、蹴落とさなあかんし、椅子取りゲームだしっていうのは、もちろんあるんだけど。
最後には、みんなで祝福しあえる、そんな結論が出せればいい。
それが出来るよう、方法はある程度、選ぶべきなんじゃないかなって思った。

 

最後にメッセージカードを返すという行為について

上でも触れましたが、

僕は、尊い行為だと思う。

理屈じゃないし、ロジックじゃない。オカルトです。
もちろん、それを返されて、見るたびに思い出して、傷つくじゃないか。
絶対返さない方がいい。
その傷つく責任を、もりもりに転嫁してるんじゃないか。楽をしてるんじゃないか。
っていうのはわかるけど、残念ながら、浅いと思う。本質じゃない。
もちろん、返すだけは本当に楽だし、彼女がずっとそれを持っている(あるいは返された事実をずっと覚えている)っていうのは本当につらいと思う。
しかし、人間としては、正解ではないけど、できる最大限の行為。最善。
この企画の性質上、一人を絶対に選ばなければならない。
最後のそれぞれの家への訪問を見たときに、本当に、どっちを選んでもいいとさえ思えた。
その段階まで進んでしまった。この段階で別れるなんて、実際ありえない。
それを無理やり、一人を選ぶという、形として成立させるために、必要な行為だった。
その次元でできる、最大限の誠意だと、僕は思う。
本気でやってる証明。生半可な覚悟じゃない。
そのために、他の人たちも同じルールでやってきたんだから。
その代償。
願った分だけの、代償。
コインの裏表、+と-。善と悪。二つで一つ。
喜びと悲しみが、お互いに証明しあっている。
そんな真理に気づけるんだと思う。
このおかげで、二人は新しいスタートを切れる。
だって、人生は、続くのだもの。
傷つくけど、死ぬわけじゃないし。
脳にダメージは受けるかもしれないけど。
十字架として、背負っていくでしょう。
そして生きていくでしょう。
これが5年後10年後、30年後ってなったときに。
もりもりにとっては、かけがえのない経験になってると思う。
でもあおあおと久保さん見てると、
最初っからこの子が抜群にぞっこんだったのかなとも、思う。

 

別れたんですけどね!!!!!!

 

実はこれを書いていたのがちょうど放送直後のものでして、このメモを一年後の今振り返って何とも言えない気持ちになっています。
今からでも遅くないので自分の中でやらせまみれのフィクションにしたいと思うくらいです。
その狭間にあるから、面白いんですけどね。
それでもなお、この番組の面白さや価値というのは損なわれないと思います。
以上長々と語ってきましたが、どうでしたでしょうか。
最後の最後で台無しになる一文というか事実がありますが、細かいことは気にしない。
バカになるんだ、バカに。
書いてみて思いましたが、自分なりに楽しみ方を見つけて、いろいろ感じてたんだなぁって思いました。
いろんなことにも通じるのではないかと。そんなことは置いておいて。
バチェラージャパン2期も参加者が決まってまもなくです、楽しみですね。

 

終わり!!!
Pocket
LINEで送る

Advertisements

2件のコメント

【ネタバレ注意】バチェラー2期 エピソード9の感想 – ひとりで考えるのは疲れた · 2018年6月27日 11:36 PM

[…] よければ一期のまとめもどうぞ。 […]

【爆得】人生が変わる!AmazonPrimeへの誘い【爆安】 – ひとりで考えるのは疲れた · 2018年9月1日 2:35 AM

[…] バチェラー・ジャパン一期の魅力を今更振り返る […]

コメントを残す

アバタープレースホルダー

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください