【転生せんでも】メモの魔力をメモ魔が1万字レビュー【ワイも魔法使いやったわ】
前田祐二さんのメモの魔力を、メモ魔が読了しました。
良書でした。読んで良かったです。
僕ももっと魔法が使えるようになったら、石原さとみと付き合えるんじゃないかと思えました。
すでにメモ魔な僕が、本書を読んでどんなところが良かったのか・何を考えたのかをお伝え出来ればなと思います。
本の要約
メモの魔力とは、
「願いを叶えるために、人を動かす不思議な力」
である。
対象読者
- 思考を始めたい人
- ブログでアイデアがないのに悩んでいる人
- チート能力を得て、人生を変えたい人
- 石原さとみとお付き合いたい人
- 魔法使いに異世界転生したい人
読んだ目的
目的は
- 「メモの魔力」を確認すること
- メモの取り方について学ぶ
の二つです。
「メモの魔力」とは言いましたが、つまりはメモの効能です。
僕自身もメモ魔で、毎日とんでもない量のメモを取っています。パソコン・携帯・ノート・スケジュール帳・ポストイット・チラシ・捨て紙・カフェの紙ナプキン等、媒体を問いません。
メモ用(思考用)のノートも何冊も存在しているくらいです。
書き捨てられた女は数知れず、何千人斬りの域ですよ。
そんなメモ魔の僕ですが恥ずかしながら、なんとなくにしかメモの良さをわかっていないので、本書を読もうと思ったわけです。
他の理由は、「そもそも、メモってなんで取ってるんだっけ?どうやって取ればいいんだろう?」と根幹を揺るがされたからですね。
僕は仕事中もかなりメモを取っています。毎日毎日。
そのメモの量を見た先輩が、
「メモに時間かかりすぎなんじゃないの?」
「何のためにメモを取ってるの?」
「見返したりしないなら、無駄じゃないの?」
ということを指摘してきました。
たしかに、量はすっごい多いし、ビジネス文書的ではないかなぁと思います。ドキュメント作成は苦手です。
(ブログは好き勝手書いてるだけなので、使っている能力が実は違ったりします。ただバーっとアウトプットして、ちょっと整理してるだけっす。)
メモに書いてる文章も口語的で冗長で、曖昧でフワッとしてます。指示語もたくさん。後から見返したときに全然わからん、みたいなことも多いです。全然リーダブルじゃないですね。コード書いててごめんなさい、反省してます。でも楽しいので許してニャン。
そもそも書いたメモなんて確認もあんまりしないし、見返すこともほとんどありません。
ただ重要な情報は備忘録として取っていたときは、適切な表現で書き直したりしますし、確認もします。メモをちょっと修正しただけのものを、そのままレビューに出して怒られることもしばしばですね。これは直さないといけません。それこそSMARTな、整理されてるドキュメントを出さないといけない。
まぁメモとドキュメントをごちゃ混ぜにすること自体良くないんですけど。今の所の課題は、メモする場所(ツール)がバラバラなのと、情報のジャンルが混在してて、整理されてないということですね。
アイデアや思考の発散はとても得意ですが、整理・構造化は苦手です。SEでごめんなさい、反省してます。今後身に付けたいです。
と言うエピソードと悩みがあったので、メモの効力を再確認するために本書を手に取りました。
自分のメモを、もっと価値あるものにしたい。そう言う想いです。
本書を読むことで、この二つの目的は達成できたと思います。
次の項で、本書で触れられていることを確認していきましょう。
メモの効能
メモには幾つか効能がありますが、その中でも2つピックアップします。一つはメモを脳の機能の一部として使うこと。もう一つは、メモによって能力が鍛えられることです。
メモは第2の脳
これは思考の整理学でも触れられていますが、思考にはメモリがあり一度に保持できる情報に限界があります。これをワーキングメモリと言いますが、優秀な人ほど大きいです。なので頭の中で思考が完結するわけですね。羨ましいですね。
もし脳内だけで保持し続けると、脳は有限なワーキングメモリを使うため、情報保持と思考推進の2つのタスクをしないといけません。人それぞれメモリ量の差はありますが、凡人の僕に取ってはなかなか思考を進めるのは難しいです。その際、情報の吐き出し口としてメモを使うわけですね。思考ノートやホワイトボードみたいなものです。言語化して書いておくことで、メモリーを解放する。余ったメモリーを思考に充てることができます。また、情報が可視化されるので、違った側面を見せるようになります。具体的・客観的に考えられるようにもなります。それで思考が洗練されていくわけですね。この効能は僕も知っていました。再確認できてよかったです。
メモによって鍛えられる5つのスキル
メモによって向上する能力が5つあると言っています。
1. 知的生産性の向上(アイデアを生み出せるようになる)
2. 情報獲得の伝導率の向上(情報を素通りしない)
3. 傾聴能力の向上(相手のより「深い話」が引き出せるようになる)
4. 構造化能力の向上(話の骨組みがわかるようになる)
5. 言語化能力の向上(曖昧な感覚や概念を言葉にできる)
の5つです。これは、メモ魔の僕的には、とても同意できる内容です。
1・2・3・5の能力は実感しています。多分これらの能力は持っていると思います。「1、アイデアを生み出せる」に関しては、僕はアイデアが枯渇することがないです。このブログでは、更新頻度はマジでウンチですが、書きたい記事が山ほどあります。時間と元気が足りず達成できていませんが…。あー健康になりたい。細かい話ですが、知的生産「性」よりも「能力」の方があっている気がします。なぜなら、質じゃなくて量が増えるから。そのおかげで量質転化も起きるので、まぁ間違ってはいないんですけどね。ただなぜ、メモを取ることで生産能力が増すのかはこの項目では書かれていませんでした。本書全体を見ればなんとなくわかるんですが、そのメカニズムについてはまた別の情報で収集って感じですかね。
「2、情報を素通りしない」「3、深い話が引き出せるようになる」も感じています。僕は話を聞いたときに、結構な頻度で質問する方です。心理的安全性さえ確保されていれば。なぜ質問が「出来るのか」というと、自分の疑問を素通りせずにメモ出来ているからです。そして、その疑問が生まれるのは「4、話の骨組みがわかるようになる」で話を理解していて、「5、曖昧な感覚や概念を言葉にできる」から、質問が出来るのです。そういう風に考えて、めちゃくちゃ納得しました。あと思いついた自分のアイデアや感情に気づいています。メモをしているから気づくのか、マインドフルネスで感度が高いからかはわかりませんが、気づきの量が多いです。
メモの取り方
著者はメモの取り方として、ファクト ⇒ 抽象 ⇒ 転用 と言うフレームワーク(構造)を挙げています。そのポイントを引用したいと思います。
僕のメモ術のエッセンスはシンプルに3点です
①インプットした「ファクト」をもとに
②気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し
③自らのアクションに「転用」するこの3つに尽きます
このように書くことで、日常の全てをアイデアにして、事業に繋げてきたわけですね。このフレームワークはPDCAやKPTのレベルでとても素晴らしいです。
その良さに触れる前にまず、なぜメモを取るのか?というところから始めたいと思います。
なぜメモを取るのか
上で散々メモの効能に触れてきましたが、一体全体どうしてメモを取るのかという理由と、メモを取ってどうするのかという目的をここでは考えていきたいです。
僕がメモを取る理由は、思考を進めるためです。
メモをすることで思考を深めたり、広げたりするのです。それは紙などの媒体に吐き出すことによってやりやすくなるのでした。そうして、物事を理解したり、アイデアを思いついたり、学習して記憶に定着させたりなど様々な用途に使います。
しかし本書を読み進めるにつれて、メモの最終目的は「自分の想いを実現することにある」と思いました。やりたいことや、欲しいもの、幸せのためとか、そういったもののために行うのだと。思い描いていることを実現するのは非常に困難です。
想像や妄想は、現実の前では本当に無力です。そこに慈悲はありません。冷徹にぶち壊してきます。
何か事象を引き起こすためには、因果関係が必要です。これから未来に対する原因を、現在で作り出すのです。しかしその原因は、結果を生み出すに足るものでなければなりません。現実に耐えうる必要があります。所謂、再現性があることが必要です。では再現性のある原因はどうしたら突き止めることが出来るのか。それが、ファクト⇒抽象⇒転用のフレームワークで可能になる、ということです。
メモで思考を深める
次にメモのフレームワークの良さについて触れたいと思います。フレームワークは、ファクト⇒抽象化⇒転用でした。それぞれ何をしていく見ていきましょう。
ファクト
ファクトの話に入る前にまず、メモによって出来ることを引用したいと思います。
メモとは、単に情報を記録する物ではなく、受け取った情報に何らかの意味合いを付与し、そこから知的生産していくために存在する、~
なんですが、そもそも情報を記録しないと、何らかの意味合いも付与できませんし、知的生産も出来ません。ここの部分が漏れてしまうと、先に繋がらないのです。情報はいろんな観点から考えられます。単純に出来事の叙述だけでもいいですし、自分が何を思ったかという感情を書くのでもいいですし、人から聞いたことでもいいです。情報はたくさんあります。
がしかし、とてもとても難しいのは、ありのまま書くことです。
これがとても難しい。なぜなら、変数がとても多く、そもそも認知できていないと情報としてインプットできません。無知・観点がない、というやつです。そしてその出来事を言い表す適切な表現が出来るとも限りません。表現によって、付与する意味合いも全く異なります。正しくインプット出来るとも限りません。個々のインプットでこけると結構厳しいです。出来るだけ具体的に、出来れば数字で書くのが望ましいですね。ここでもSMARTが使えると思います。また、自分の感情の解像度を上げるにはマインドフルネスなどでメタ認知を鍛えるのも手ですね。僕はこれに救われています。
抽象化
筆者はこの抽象化こそが、メモ術の根幹だと言っています。
抽象化とは、端的に言うと、「具体的な事象の本質を考える」ことです
抽象化のためのパターンとして「What」「How」「Why」の三つを上げています。事象や自分の思考にそれぞれの疑問詞を問いとして投げかけます。
それは「What?(どういったものか・現象を言語化する)」
それは「How?(どのような特徴か・特徴を抽出する)」
それは「Why?(どのような理由か・抽象化して物事の本質を知る)」
よく思考する際のフレームワークとして、5w1hがあげられますが、それと同じです。これらが良く考えられていると、具体的に考えられてといえます。筆者的には後ろ二つのWhy型とHow型で行う抽象化の価値が高いとしています。
上手く抽象化されたものは、汎用性があります。メソッドや理論とかに近いです。秘訣やコツ、法則とも言われます。これこそが、再現性のあることです。抽象化した本質をもって、転用による具体的なアクションにつなげる。継続して成功している人達、この本質をいっぱいもっていると考えられます。
転用
転用は具体的なアクションです。本質をもとに、実現に向けたプランを立てて、行動していきます。再現性のある原因を作り出し、自分の思い描いている理想を追求する。そうやって想いを実現していきます。
ここで大事なのは、PDCAよろしく、サイクルを回すことですね。一回、ファクトから抽象化して転用してうまくいきました!っていうのはごく稀です。転用して、失敗することもあります。ファクトか抽象化か転用のどこかで失敗しています。転用をして、その結果をファクトにして再スタートなのです。まさしくサイクルですね。一回で本質なんて得られません。仮説検証と同じです。何度も失敗しながら、真理へと向かっていくのです。
もう一つ大事なこと
メモによるフレームワークのもう一つ大事なことは「人に共有する」ということです。それこそ発信になるのでしょうか。メモをしていると、どうしても一人の作業になりがちで、自分の中で閉じてしまいます。しかし、それだと間違ったまま思考が進んでしまったり、独りよがりで観点が漏れがちです。とても行き詰りやすい。
なので言語化したら出来るだけ共有して、もらえたらフィードバックを得るほうが良いです。レビューや指摘はとても心苦しいときはありますが、それは同時に成長するための痛みでもあるので、恐れず真摯に受け止めたいものです。
ですが、メモの中には人にはあまり見られたくない本心や本音、どろどろとした感情などもあるので、共有する前に表現は変えたりしたいですね。あるいは自分にだけ伝わる表現とか、指示語とか主語の省略、自分にとって都合のいい論理などいっぱい出てくるので、アウトプットを前提に校正するとよいです。
しかし、メモするときは共有のことをあまり考えない方がいろいろと言葉が出てきやすいです。整形する段階でいろいろと修正出来ればよいですね。
言語化をしよう
筆者はwhat型抽象化で、言語化能力を高めることが不可欠だと言います。
例えば、論理や理屈、ロジックがどれだけ正しくても、実は動かないことの方が多いです。右脳だけでは人を動かせないことを筆者は説明しています
その項の中でも、言語化のうまい人の条件が面白かったので触れておきます。
言語化の上手い人の条件
抽象化がうまい、その中でもとりわけアナロジー力が高い
アナロジーとは、異なる物事でも、共通項を見つけて例える能力です。ちょっと直喩や暗喩・類比の違いがあまりわかっていないのですが、どれにも必要な能力は、「ちゃんと物事を理解していること」です。フレームワークのファクトと抽象化と転用の過程と同じですね。しかしその中でもとりわけ、ファクトの比重が大きいと思います。ある物事に対する圧倒的な量の情報を知識として持っていて、理解していること。そしてその知識量が豊富なこと。この知識が、アナロジーに必要な条件になります。だから日々の小さなメモと理解が、アナロジー能力の基盤に繋がるわけですね。
抽象的な概念に名前を付けるのがうまい
標語をつける・ラベリング能力が高いということです。情報がいくつかあって、それらを持つように名前を付けてあげる能力ですね。what型の問いになると思います。一つの知識として括ってあげることで、一つのパッケージとして考えることが出来るようになります。パッケージとして名前が言い表せているほど、人にも伝わりやすくなりますし、新たな側面を見せるようになるため、そこからまた思考が進みやすくなります。人に伝わるということは、それだけバズりやすい、ということですね。クールビズとか、OMOTENASHIとか、でしょうか。
この命名能力には、抽象⇔具体の行き来する能力が必要です。キラキラネーム(界隈ではDQNネーム)とかそういう感じにならないようにしたいものですね。
話はそれますが、2ch界隈とかでは悪口や叩きといった現象が多いですが、この命名能力がとてつもなく高いです。しかも、人の心を深く抉るような、悪意に満ちたものです。観察によるファクト集めと、洞察による抽象化を高いレベルで行うことによってなせる業です。使い方はどうあれ、その能力の高さには目を見張るものがあります。道徳倫理を考慮しなければ、そういうところは面白いですよね。
メモの魔力
ここまでメモについて、フレームワークについて見てきました。
メモすることで何が良いかっていうと、何よりも自分を動かせることが一番大きいと思いますね。要約ではメモの魔力を「人を動かす不思議な力」としましたが、それに自分も含まれるわけなんですよ!
これは高等な叙述トリックですよぉぉぉ・・・!!!
メモとかで殴り書きしてて、「これめっちゃおもろい!」っていうアイデアを思いついたときは最高ですよね。頭の中を支配して、妄想が広がリングします。
そしてそのアイデアが、自分を突き動かす原動力になるのです。
まずは自分が行動すること。メモはその手助けをしてくれます。その時点でメモは魔力を帯びています。
そしてアイデアを洗練していくと、人に伝えることが出来るようになります。自分が突き動かされるのと同じように、人を動かすことが出来るのです。そうすれば共感した仲間とともに、一人じゃ到底為しえない願いも実現していくことが出来ます。それこそが、メモの魔力なんだと思います。
実現したいことがない人はどうすんねん
このことについても本書で触れられています。
答えとして、徹底的な自己分析をあげています
メモとはズレるかもしれませんが、圧倒的な量の質問を自分に投げかけ、それに答えていくことです。原体験と呼ばれる、今の自分の形作る根幹、核(コア)の部分まで言語化する。そうすることで、自分の人生の軸が決まり、実現したい世界・人生を描くことが出来ます。しかしその質問に答えるためには、やっぱり普段の思考が必要です。人生をあまり何も考えずに生きている人にとって、軸を洗い出すのは厳しいでしょう。(中にはそんなことせずとも大丈夫だよ、っていう人もいますが。)
実現したいことがない人は多分、普段の思考量が足りないです。
自分の想いや遭遇した出来事に対して、自分はどんな反応をするか。現在の自分は、何に喜びや悲しみ・怒りを感じ、何をしている時が楽しいのか。どんな課題があって、どんなものが欲しくて、どんなことに苦しんでいるのか。全て外部環境と運に任せていると、それこそ自分のコアなんて無いに等しいと思います。そして、思考を始める第一歩として、メモが挙げられます。メモは、当然ですが、言葉によって行われます。(中には絵で書く人もいるかもしれませんが)しかし、ほとんどの人の思考は言葉を使うはずです。言葉を使って、自分の思いを言語化している限り、自分は思考をしているということになります。本書では他にも色々な夢の見つけ方・設定の仕方が書かれています。SMARTはビジネススキルでは有名ですが、とても有用です。詳しいことは本書に任せるとします。
僕がメモを始めたキッカケ
そもそも僕がメモを始めたキッカケは、東大に落ちたからでした。
自分は、ちゃんと頭を使って思考をしなければならない、と死ぬほど痛感しました。文字通り、死ぬほど。それで、どうしたものかなぁといろいろ考えていたときに、「君がオヤジになる前に」と「思考の整理学」を大学一年生を読みました。そこで書かれてあったことは「思考」についてで、当時の自分にとってぴったり内容でした。そして、それらから着想を得て、思考をした証拠として始めたのがメモでした。
詳しくは記事をご覧ください。
もともとメモは全くしなかった訳ではなく、授業中など先生が言っていた大事そうなところや感想はノートの脇に書いていました。そういうメモの習慣があったため、書くこと自体は苦ではありませんでした。
その習慣が8年ほど続いて今に至る、と言うわけですね。なので積み上がったメモの量はそこそこあります。メモアプリやEvernoteのノート数は数千単位ですし、使ってきたノートの数は数え切れません。
レオナルドダヴィンチもかなりのメモ魔だったそうな。現存しているのは7000ほどらしいですが、当時はもっとあったでしょう。
なので、思考を始めたいと思うなら、メモから始めるのはかなり良い手だと思います。気軽に出来ますし、正解も不正解もない。感じたこと・気づいたことをありのままに書きます。人には見せられないようなことも書いていいのです。それはジャーナリングやプライベートライティングといった手法にも通じるものがあります。
ただ、自分がメモに向いてるなぁって感じるのは、見返したときに自分で「フフッ」ってなることですね。ブログとか自分の書いた文章を読んでいて、なんか笑っちゃう。手前味噌だけど、満足感が高い。そういう資質とかがあるから、楽しんで文章書いたりしてるのかなぁと思います。他人の目(現実)から見て耐えうるものかはわかりませんが。多分耐えてないので努力します!
ただ、何回も言いますが、僕には整理・構造化能力がとして自分の中で定着が必要です。次の能力として身につけるべきスキルですね〜。
実現したいことが見つかったら
あとは、その夢に向かって走り出すだけですね。
その時に重要なのが、行動の細分化です。
「では具体的に何するか」まで書かなければ人生は変わらない
抽象化まで行っても、転用まで行かないので、行動に落とし込めずに夢が夢のままである人がどれだけ多いことか。
ここでいう「具体的に」という表現がミソです。
でっかい夢を描くと、それだけ抽象度が高くなり、実現するには時間がかかります。だから、年単位・半期ごと・月単位・週単位・日単位・時間単位・今この瞬間と、どんどんブレイクダウンをしていく必要があるのです。
特に、今この瞬間・日単位までは行かなくとも、少なくとも週単位まで落とし込まなければ、行動ができません。それ以上の粒度は事実として大きすぎるため、ちゃんと原因として行動を生み出せているかわからないからです。かつ、行動が曖昧過ぎると本当に結果に繋がっているのかもわかりませんし、何より評価が出来ません。もっとひどくなると、「何をしたらいいかわからない」状態になってしまうのです。
なので今この瞬間・時間単位で何をするか、というファクトLVまでに落とし込む必要があるのです。その小さな行動を積み重ねることで、原因となり、やがて結果に繋がっていくのです。
行動の妥当性を考えるのはメモとはまた違う分野になるので、ここまでですね。その行動が果たして本当に成果につながるのか?などの話ですからね。それこそPDCAやロジカルシンキングになってくると思います。
次やること
個人的に次にやることを備忘録的にメモしておきます。
・情報を整理する能力を身につける。
ジャンルわけ・構造化 論理的に考える。論証。あんまり好きじゃないんですよねぇ。
・メモをする媒体を一元化する。
メモの目的や情報のジャンルごとに分けられば、もっと良いインプットやアウトプットができると思うんですよねぇ。情報が散らかっていて、そのせいで無駄が生まれてる気がします。生産的じゃない!悲しい!
・次のインプット
次気になってるのは、バレットジャーナルと整理術ですね。あとは文章術とロジカルシンキング、うおおお。あー精神と時の部屋に入りたい。
ほかのTIPS
ここでは本記事では取り上げられなかったものを紹介していきます。メモを取るテクニックや、他に書いてあることですね。
日付・サマリー(要約)・標語(ラベリング)をつける
主に後から見たときに役立つことです。しかし、要約と標語を考えることは、思考能力を伸ばすトレーニングにもなります。まずどちらも本質的な理解をしていないと出来ません。理解が構造的に整理され、身体でわかる必要があります。
次に、それを端的に言い表すために、要約や標語をつけます。とくに標語をつける能力があると、人の心を動かせます。広告などのキャッチコピーなんてまさにそれですね。消費行動を促しちゃうのですから。
メモから創造されたアイデアをうまく言い表すことが出来ると、まず自分が動きます。これだけでもまず効能があります。パワーワードとか特にそうですね。
そして他人の心に腹落ちするレベルになると、人も動きます。これって最強の能力ですよね。言語化能力って、あんまりフィーチャーされにくいですが、実は強キャラでした。まぁ、胡散臭い人とかいますし、主観による評価が多く可視化しにくいから仕方ないことなんですがね。
記号や色を使う
メモを取っていくときに、カオスになりがちです。アイデアを生み出すときと情報を整理するときに使ってる能力って多分違っていて、特にアイデアである思考の一次情報はあっちこっち行きますからね。
それを後から見たときに見やすくするのが、記号や色です。記号をつけることによって、そのメモの情報ジャンルがはっきりとわかります。色を使うことで重要度の強弱を付けれます。そういうシステムをあらかじめ作っておくことで、メモの効率を上げる。これはバレットジャーナルでも書かれていたような気がします。
ノートは好きなものを使い、消費する
付箋とかノートを消耗品と考えていますか?学校とか予備校行っていると、ノートは綺麗に書くべきな感覚があります。
でもそれは、教科書や備忘録として使う時にするやり方です。
ノートをどう捉えるかで全然違います。受験とかする時に、まとめる用のノートと問題解くようのノートを分けたりしませんでしたか?
それと同じように、メモする用ノート、思考する用のノート、まとめて整理するノートを作るのです。
僕のメモ用ノートはグチャグチャです。きったねぇ自己満足の後です。ちなみにこの記事を書いているときも、思考用ノート(方眼用紙)に書きなぐっているのですが、実際読めません(笑)
記事は何回かに分けて書いたんですが、思い出すときの労力が半端なくかかりました。
メモを始めた頃は、無印の表紙も何もないノートを買ってきて、お気に入りの女の子の画像(2次・3次)を印刷して貼ってましたね。それでモチベを保ってました。あるいはマルマンのニーモシネとか高いノートを使って書いてましたね。
こういう高いノートを使うことでなんか一人でアガってました。これもメモを楽しくするコツだと思います。でもなんかメモとかするのもったいなく感じちゃうんだよなぁ。
ほかにも書くことを楽しくするコツは、好きなボールペンを作ることです。
書いてて楽しい!みたいなのがあるととても良いです。
要するに文房具にこだわるっていうかんじですね。使っているものを適当に張ります。
それぞれ、筆ペン・ボールペン・万年筆です。
筆ペンは大きい字を書いたりするのに使えます。ほかにも水彩の色筆ペンを使うともっとカラフルに出来て楽しいです。書きなぐりながらもこれ重要って思うと丸で囲ったり、線を引いたりします。パワーワードとかを思いつくと筆ペンで書いちゃいますね。
ボールペンはJETSTREAMがとてもお気に入りです。書き味が良いです。鉛筆やシャーペンよりもお気に入りですね。他にもSARASAとかいろいろあります。
最後に万年筆。万年筆と言えば高いイメージですが、PILOTから出ているKAKUNOという万年筆は1000円くらいで買えます。達筆になるので楽しいです。
インクもカートリッジ式で付け替えもとても楽です。カートリッジは3ケースくらい使ったらペン先もおじゃんになりました。とりあえず万年筆欲しいけど高い!っていう人はこちらを試してみるとよいです。
自己分析1000本ノック
あまり触れませんでしたが、本書には付録がついてます。
それが「自己分析1000本ノック」です。著者が就活時代にやったことです。
メモをすることで、自分のコアを知れる。自己分析は、就活以外でも大事です。
てゆーか人生において最重要と言っても過言ではないです。
だって、「自分の能力」「自分のストーリー」「人生の目的」を言語化するんですよ。並大抵の努力じゃできないと思います。ここが脆弱だと、根拠に欠けて現実に敗れたり、ストーリーが弱くて人が動かなかったりします。それらを知ることは、決して無駄ではないし、プレシャスな価値があると思います。まぁ僕は60問くらいしかやってないので、なんとも言えませんが。これから頑張るんだもん!
まとめ
なんかめちゃくちゃ長く書いちゃっていますが、これもメモの魔力です。
僕が魔力を持っているからです。
僕が魔力を持っているから、一万字も書けるんです。(俺の顔がデカイからや、の言い方で)
無能でうつ病になってしまった僕が、異世界転生してチート能力を持ったようなもんです。
内容はどうあれ!!!!
ただ全然実績はカスなので、なろう小説よろしく俺TUEEEEEなんてことは全くできてないのは秘密です。だってみなさん凄いのだもの。答え③現実は非常である。
ただそんな絶望的な状況でも日々メモを取っていれば、なんとかなるのかも。(強引な〆)
結論はメモをたくさんたくさん取って、ブロガーになろうです。小説家になろうです。なんでこうなった。
そんな日々の小さな行動として、メモを始めようということですね。
そしてその行動を習慣に、習慣は能力に、能力は成果に、成果は願いに、実現していけるのだと思います。長々とお疲れさまでした。
1件のコメント
Vtuberになりたいんだが壁が多くて草生えて森となしメタバース · 2022年2月22日 10:05 PM
[…] 【転生せんでも】メモの魔力をメモ魔が1万字レビュー【ワイも魔法使いやったわ】 […]