【ワイのうつ病クロニクル】浪人時代
高校受験に失敗して浪人へ。
アイキャッチ画像、いいのないので適当な女の人で。
前回
まずは恒例のプライベートから
浪人したということで、なんかやりたいと思い、ギターを始めました。
あまり上達しませんでした。
Fコードは弾けたのですが、それ以上どうやって上達するのかがわかりませんでした。反復して練習する気が起きなかったのでやめた。多分そんな余裕がなかったかし、何か。自分が努力しやすいような練習の設計が出来なかったんですね。今ウクレレをやってるんですけど、同じような課題にぶつかってます。どうやってブレークスルーしようか・・・。
予備校に通うことにしました。東大・京大を目指すための特進的なクラスに入る事は出来ました。
同じ人と毎日会うので、自然と友達になることができました。高校の延長みたいな感じでした。
僕はこの時期が、結構楽しかったですね。
オタクっぽいサブカルの話ができて、ダラダラと過ごした時間でした。
音楽の話から何まで、いろんなことがたくさん話せました。
これが、青春時代なのか、とさえも思いました。
傷の舐め合いというか、馴れ合いにをやっていました。
他のみんなもいることだし、どこか受験をリアルな自分事として捉えていない自分がいました。
もちろん、勉強もするにはしていたんですが、あんまり力が入っていなかったです。
そもそも引き続き、朝がしんどかったですし。疲れていて、勉強する気が起きなかったです。
ギターも始めちゃってたし。どっかで、そういう息抜きが必要だとわかっていたのかもしれません。
アニメ的にはちょうど化物語やけいおん!が出始めた頃ですかね、曖昧です。
なので、大学に受かるという目的もどこか遠くに感じてました。
やはりそれでも現実逃避に勤しんでいましたね。
しかし、いざ本番が近くなると、現実に戻されるわけです。
まぁ、やはりと言うか、結果は落ちました。
ショックだった出来事
僕は落ちたことにもやはりショックでしたが(昨年とあまり点数が変わっていなかった)、高校の数少ない仲の良い友達が受かっていたこともショックでした。
彼はあまりやる気のある方ではなかったからです。
しかしとても要領が良いという印象でした。
進学校である高校にも、中学校三年生から本気で勉強を始めて受かったと言っていました。そしてその時よりも努力はしていないということでした。
が、色々話を聞いているうちに、自分の考えていなさとか、馬鹿さ加減に気づきました。
僕はよく、バカだけど馬鹿じゃないと言われていました。勉強が出来る馬鹿だと。
地頭の悪い、頭の回転が遅い、中途半端なやつだと。
それは自分でも自覚をしていましたし、でも一方で、「こんなに頑張っているんだからいつかは」とも思っていました。間違った努力で、そもそも努力も出来ていませんでしたが。
その友達は本当に頭が良いって言うか、頭をちゃんと使ってるって感じでした。
過去問をひたすら解いて、傾向と対策を立てる。
受かるための戦略を立てて、それを実行していく。
そういう勉強法でした。
でも普通はそう、当たり前ですよね。
でもその戦略で結果が出せるのは、やはり凄いという感想です。
必要な量を、必要な質でやる。選択と集中(?)とはまた違いますが、要領よく最適なリソースを、それでも圧倒的に注ぎ込んで行く。その見極めが出来る。
彼はそのため、滑り止めとして、センターが使える私立以外は落ちていたと言っていました。だから結構やばかったとも。
一方、僕の勉強法は、自分の存在を証明するための勉強法でした。
東大に受かるためじゃないです。
基礎をしっかり固めて、応用が効くようにする。汎用性の高い勉強法でした。
その勉強法で受かることで、自分を認めて欲しかった。自分は正しいのだと。間違っていないし、ここにいても良いんだと。
僕の勉強の目的はあくまでそこにありました。
また戦略とか考えたりするのは、小物のやる事だと考えていました。
漫画とかアニメの影響をもろに受けていた、ピュアな奴です。
本物はそんなこと考えずに、想いの力でなんとかなるんだ、とマジで思ってましたね。
イタいですね。
でもそんなイタさに気づかないほど、視野が狭く、必死で頑固でした。
自我の自衛のためですから。
僕は直前になるまで、頑なに過去問をやることを拒否していました。
でもだからと言って、能力が汎用性が高かったといえば、そうではないと思います。センター別にそんなにだったし。模試もC判定が関の山でしたし。
ただの物量作戦で、質は悪かったですから。
落ちてから後期の別大学の試験を受けたのですが、その時に過去問を数年分解いたおかげで突破することができました。
パターン化がされて、よく出るところ・傾向に気づいたからです。
そんな簡単なことに、僕は気づけなかったのです。
このことは、のちの大学時代で向き合うこととなります。
それを一年かけたら・・・、とたらればを思うのですが、無価値だと考えています。
なぜなら他の問題は根本解決していないので、いずれ躓くからです。何回かシミュレーションをしましたが、その世界線で行くとほぼ失敗、つまり自殺しているという結論に至っています。
今もなお悩まされる課題はそれだけ根が深いです。
話は戻して、結果が出た後の進路です。
僕はやはり浪人を選びたいと思っていました。
しかし、その突破した友達と電話で夜遅くまで話し合ったところ、彼はわかっていたのか、2浪するのを止めてくれました。
そこで、仮面浪人することを勧めてくれたのです。他の案との比較、メリットデメリットを提示してくれました。
その案に僕は乗りました。
そうして、僕は滑り止めで受かっていた私立大学に行くことにしました。
この時止めてくれた彼、まぁ後にも何回も登場しますが、は恩人ですね。
提示してくれたのは、彼がもし失敗していた時に考えていたプランでしょう。そこまで考えていたのか、というのが僕はショックでした。
実力が圧倒的に不足していることを痛感させてくれました。
生きる力というか、物事を考える力。
彼との絶望的なまでの差を感じ、遠い存在のように思えました。
まぁ東大に落ちたので、僕は本物ではないということに気づくことが出来ました。
そのことにも大学から向き合っていくことになります。
続きます。
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