【極限状況】人生を整えたかったらサウナ一択かもしれない

投稿者: yasushi_cohi 投稿日:

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ここ最近サウナにブームがきているらしいです。ただでさえ情弱な自分にでもサウナの声が届いているので。温冷入浴法に興味があった自分は、サウナを入ることの効能も気になっていた時期でした。

そんな中この本を読んで、サウナを実践してみて確信しました。

 

サウナはおそらくマインドフルネスや瞑想と同じ文脈でこれから盛り上がりを見せるんじゃないか、と。お風呂や温泉の好きな日本人には特に受け入れられるんじゃないでしょうか。

下記はそのことを象徴する、本書の一節です。

サウナなら自動的に心身をととのえることができる

これまでいろいろな健康法を試してきましたが、一番投資対効果やコスパがいいかもしれないです。ここで言う「コスト」は、その行動に必要なエネルギーのことを指しています。ゲーム的に言えばHPのことで、元気とかバイタリティ、タフネス、認知資源や意志力など人間が1日で頑張れる範囲のことだと考えてくれればいいです。瀕死の時や疲れている時でも取れる行動の選択肢に当たリます。

その点、サウナなら自動的に心身をととのえられるというのはとても理にかなっています。受動的でも恩恵が得られて、努力があまり必要ない。自動的・受動的でいられると言う点が瞑想と比べるとかなりアドバンテージです。それでいて回復を得られるのはリターンが大きすぎます。

さらに瞑想と比べて一般に受け入れられやすいなと思ってる最大の理由として、効果が実感しやすい点にあると思っています。手順に従うだけで、誰でも「ととのい」体験を実感することができます。ここも練習が必要な瞑想・マインドフルネスにはない観点です。(※一方で、全員に勧められるものでもありません。試す場合は自己責任でお願いします。不安な方は医者と相談を。)

ちなみに「ととのう」というのはサウナ界隈での用語で、サウナ・水風呂・外気浴のステップを踏むと得られる格別な浮遊体験のことです。(こればかりは試さないとわからないです。)

サウナで「ととのって」いる状態 / 「サ道」

この本を読むことでサウナ欲が高まりました。もともと睡眠や疲れについての知識を得ていたおかげで、サウナがなぜ身体にいいのか、整うことがどうしてパフォーマンスに良い影響を与えるのか、メカニズムがスッと入ってきました。読んでいて面白かったです。

本書ではサウナの効能と科学的な背景、サウナへの正しい入り方載っているので興味があれば是非手にとって見てみてください。あるいは本稿で紹介する簡単なやり方を試すのも良いでしょう。

 

サウナによる効能

①脳疲労が取れて頭がスッキリする

②決断力と集中力がアップする

③アイディアやひらめきが舞い降りる

④感情的にならなくなる

⑤75%が改善を実感!睡眠をコントロールできるようになる

⑥免疫力が高まり、風邪やインフルエンザになりにくくなる 

⑦肩凝り・腰痛・眼精疲労がやわらぐ

⑧見た目がよくなる!肌がきれいになり、やせやすい体質になる

⑨認知症になるリスクが減る

⑩うつ病予防・プチうつ改善

この効能が欲しいと思えば、サウナに入りましょう。いや、多いな。笑
特に脳疲労が取れるプロセスに関しては、瞑想と同じでDMNの話です。サウナという高温という過酷な環境下に晒されると脳は対応しようと働き始めます。結果、脳は他のタスクにリソースが割くことができなくなるという理屈です。

サウナがパフォーマンスに影響を与える仕組みの、自分の理解は

  • 温度変化による自律神経へのハック
  • 極限状況における強制的な瞑想

だと思っています。

極限状況が大事なのは「LIFE SPAN」でも触れられていましたね。その中ではサウナは軽く触れられていましたが、「サウナに入る習慣があるフィンランド人は健康です」みたいな書かれ方していました。それが飢餓や長寿遺伝子に影響していくのかも?っていう文脈だった気がします。飢餓だけに。ちゃんと腹空かせないとなー、お菓子とかもやめたい。

温度によって自律神経を切り替えられるのはわかっています。風呂に入ると深部体温と睡眠圧が云々、あったかい部屋に入るとウトウト眠くなるとか、そういう話です。外気浴を行うことで極限状況からの脱出による副交感神経の爆発・超リラックスもよくわかります。が自律神経を切り替えることが、どうして自律神経が鍛えられることに繋がるかは、自分はよくわかっていません。自律神経を鍛えるってなんだ。もうちょっと文献を追っていきたい。

あとサウナに入る場合って、大抵の場合にお風呂にも入るので、入浴と同じ効果が得られるのでさらにプラスですね。

加えて、うつ病予防やプチうつ改善にも効果があることも見逃せません。これは元うつ病だった立場からしても、首肯できます。極限状況に入ることで考える暇もなくなるからです。自動思考や反芻思考も、この時はやってる暇ないです。キックボクシングやボルダリングがうつに効くのは、体全体を使うので集中して脳を使うからとされていますが、それと同じだと思っています。(あと運動自体が脳に良い影響を与えるからもあります。)

ここまでお読みになられた方は、おそらくもうサウナに入りたくなったと思いますが、できればサウナで得られる効能を最大限に引き出したいため、次はサウナの入り方を見ていきましょう。

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サウナの入り方

超超大雑把なステップに分けると下記になります。

  1. サウナ~10分
  2. 水風呂1分
  3. 外気浴~10分

このセットを3~4セット繰り返すだけです。
簡単ですね。

このステップはどれも欠かせません。
特に2.水風呂が一番大事なステップになります。その次に3.外気浴です。
サウナ・水風呂で交感神経を優位にし、外気浴で副交感神経を優位にします。その落差が、僕たちの心身に好影響を与えてくれます。高温と低温による極限状態と、そこから解放された究極のリラックス。それがサウナの理屈です。

それぞれ入るのにはコツがありますが、少しだけ紹介しておきます。

 

サウナ

サウナに入るのはいいですが、いつ出たらいいの?って思います。

サウナを出るときのコツは、心拍数を意識することです。平常時のおよそ2倍くらいが良くて、60~70/分が平均の場合、120~140/分になると出れば良い、ということになります。

脈拍計とかスマートウォッチとかあればいいですが、サウナで使えないことも多いです。そんなとき、本書では好きな曲のbpmを覚えておくことをオススメされています。bpmなんぞっていう人は、メトロノームを思い出してください。カッチカッチと言ってるのがbpm1回。

自分の脈拍も60~70のため、120~140のの好きな曲を覚えています。

 

bpm 120

King gnu「どろん」

 

bpm140

Cold PlayのViva la vida。オススメ。

 

他の参考としては、交感神経に切り替わってから出たいので、イライラしてきたり感情が高ぶってきたときも参考にしています。

ここで注意したいのは我慢大会とかはもってのほかです。全ては整いのためなので、あまり無理をしないようにしましょう。大いなる使命を忘れてはなりません。慣れてくるとサウナで頑張りがちなんですが、サウナは気持ち軽めにしておいて、水風呂・外気浴のセットを回す方が僕は無理がなくて好きです。脈拍さえ高ければ時間は気にしなくても良く、そっちの方がととのいが大きいような感覚があります。

 

水風呂

個人的に水風呂に入る時のコツは3つで、

①息を吐きながら肩まで浸かる
②「気持ちいい〜」と言いながら入る
③口角を上げて笑顔で入る

息を吐きながら入ると、横隔膜が上がり血液が押し出されるらしいです。それにより心臓への負担が少なく、冷たさの感覚も軽減されるようです。次に「気持ちいい〜」と言いながら水風呂に入ることで、脳を騙します。この際、体の反応を無視して本気で洗脳するのが良いでしょう。そして口角を上げて笑顔で入りましょう。表情筋を使うことでも脳を騙します。

水風呂は一旦入ってしまえば、温度の膜のようなものができて冷たさを感じなくなります。
サウナー界隈ではそれは「羽衣」と呼ばれていて、水風呂に気持ちよく入れる魔法の鎧がみに纏われます。そのおかげで、1分も長い間、気持ちよく水風呂に浸かれるわけです。

ただ体を動かしたり、他の人がバシャバシャすると羽衣は取れてしまいます。他の人の羽衣を取るのは割とスカートめくりくらいの痴漢行為なんじゃないかと思ってるので、水風呂に入るときは静かにしたいものですね。

水風呂から出るタイミングとしては、呼吸で軌道を通る空気がスースーしてきたら、が良いと言われています。脈が正常に戻ったり、冷えた血液が体全体に行き渡る時間がちょうどそのタイミングらしいです。

外気浴

最後に外気浴ですが、非常に大事なステップなので外さないようにしましょう。冬とかになると寒いんじゃね??と思われる方が多いんですがそんなことはないです、本当です。ちゃんと水風呂に入り、体についた水滴をタオルで拭き取ることが大事です。水風呂に入ってる時点で毛穴は閉じられ、熱を逃さないようになっております。水滴がついていると汗と同じ要領の気化熱で体が冷めてしまいます。外気浴を行う際はちゃんと水を拭き取ってからにしましょう。

屋内でも屋外でもいいですが、一番良い姿勢は横になることですがなかなかそんな場所はないので、椅子(ととのいイス)に座ります。極限状態からの解放により、副交感神経が爆発します。その超リラックスと、アドレナリンの残留によって、整い状態に入ります。

ここまでサウナの入り方を本から紹介しましたが、やはり自分が一番気持ちよくなれる入り方がベストです。守破離が大事です。自分なりの入り方を模索していきましょう。

 

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他気になる内容

本書では色々紹介されています。

  • α波/β波/θ波はもっと追っていきたい
  • サウナに入るのに注意が必要な人
  • 目的別サウナの入り方(飲んだ次の日、徹夜で寝たくない時、朝サウナは活用していきたい)
  • サウナで行うマッサウジ
  • HSP(Heat Shock Protein):ヒートショックたんぱく質

 

まとめ

サウナの効能とサウナの入り方を軽く紹介しました。本書ではより科学的な説明がなされています。もし日々の生活に疲れやパフォーマンスの低下、人生に何かしらの行き詰まりを感じているなら、おそらくサウナは助けになってくれると思います。

サウナは人生のメタファーです。過酷な環境を身を投じてそこを突破すると、最高のととのい体験が待っています。それは人生も同じです。はい、いま強引なドリブルでイエローもらいました。こんなんナンボでももらっていいですからね、レッドカード判定になって人生から退場なんてありませんからね。

自分も自宅近くのサウナがある温泉に週一のペースで通うようになりました。もともと温泉やお風呂が好きだったので、サウナは相性が良かったです。また徒歩で20分くらいの場所にあるので、散歩好きな自分にはピッタリでした。朝ウナもやっていきたい。

最近の悩みとしては、整いが少なくなっていていると感じてしまってることですね〜。一度とても良いととのい体験をしてしまったがために、それを追い求めるようになってしまったんですよね。なかなか入り方が崩せないんですよ。ととのいイップスと呼ばれるようです笑。

色々模索していきたいし、他のサウナも開拓していきたい所存。あと、ドラマ「サ道」とか漫画とか見てもっと知識増やしていきたいなぁ。

あー健康になりたい。

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2件のコメント

たま · 2021年7月4日 5:28 PM

はじめまして。
ブログを一通り拝見してさせて頂きました。

私は鬱病を患わっている訳ではないのですが、
時々、無気力になる事があり、
今日がまさにその日でした。

なので、ベットで、スマホでネットサーフィンしていたところ、このブログに辿り着きました。

述べられていること、非常に共感致しました。
特に、上野千鶴子さんの祝辞と健康についてです。

実は、私は、無料塾でボランティア活動をしています。
無料塾とは、経済的な理由により有料塾へ通えない子ども達に、無料で勉強を教える塾です。

子ども達を取り巻く環境に課題が多いこと、
そして、その課題に対処するには、
私を含め、子どもたちの支援者(というのも大変おこがましいのですが)に、何よりもエネルギーが必要だということ。
エネルギーは、健康や幸せから為ること。
そんな事を拝見させて頂きながら、
考えてました。

お書きになられてること、
人生の本質を突かれてると思いました。

そして、サウナの投稿、ありがとうございます。
サウナに興味が湧いてきました。
試してみます。

    yasushi_cohi · 2021年7月17日 5:29 PM

    記事をお読みいただき、またコメント投稿していただきありがとうございます!
    無料塾で教鞭をとっておられるのですね、尊敬いたします。。。

    私たち自身も健康に対して時間や労力を割くことでエネルギーを得て、それを周囲・子供達・社会へ還元する。
    その良い循環が巻き起こせると良いかなぁと思ってる次第です。

    サウナは本当におすすめです!大きい浴槽でのお風呂もリラックスできますし。
    お体にお気をつけて、ご自愛ください。

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