みなさん空雨傘フレームワークってご存知ですか。コンサルティング業界などで用いられる、論理的な思考・問題解決のためのフレームワークなんですが、説明すると下の3つのステップで状況を分析して行動を決定することを指すようです。
- 空(事実): 「空を見たら雲が出ている」という客観的な事実を認識します。
- 雨(解釈): 「(雲が出ているから)雨が降りそうだ」と、事実から導かれる意味や予測を解釈します。
- 傘(行動): 「(雨が降りそうだから)傘を持っていく」という、事実と解釈に基づいた具体的な行動や解決策を判断します。
ここでの「傘」は、事実認識と解釈に基づいた論理的な「行動」や「解決策」のメタファー(比喩)として使われています。
最近はそれを見るたびに、井上陽水の「傘がない」を思い出すんですよね。
この曲は1972年にリリースされたもので、雨が降る中、好きな人に会うために「傘がない」ことへの焦燥感や、「君のこと以外は考えられなくなる」という切実な恋愛感情を描いています。同時に、「都会では自殺する若者が増えている」といった社会的なニュースが対比的に挿入され、当時の若者の心情や社会風刺とも解釈されています。(内容はAIが書きました)
ここでの「傘がない」は、文字通り「雨を防ぐ傘を持っていない」という状況と、それによって引き起こされる切迫した心情を象徴しています。
要は、「雨という問題がすでに起こっているんだけども、対策の傘がない」ということって、結構世の中多いですよね、ということを言いたかったです。「若者の自殺が増えている」とか「戦争が起きている」といった社会的なニュースって、今目の前の問題にとってはいまいち響かないですよね。その対比の描写もこの曲の良さやメッセージを際立たせています。
もともとこの曲を知ったのは、King Gnu 常田大希さんのインタビュー なのですが、米津玄師さんとの曲「KickBack」の歌詞にも表れています。
「やまない雨はない」より先に その傘をくれよ
この曲はアニメ「チェンソーマン」のOPでしたが、めちゃくちゃ世界観と合っていますよね。チェンソーマンの世界では問題しか起こってないですし、悪魔とか対策はどうしようもないですからね。
こういった、現実的・シニカルな捉え方というのが僕は結構好きで、信者みたいなのをやっております。
まぁ別にオチもなんもないんですが、諸行無常、ということですね。
あ〜健康になりたい。

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